内容説明
日本人であればいつか見たことのある棚田の風景。あの風景はいつからあるのだろう。誰がどのようにしてつくったものなのだろう。そして何千枚ものたんぼ一枚一枚に、水はどのように配られているのだろう。山間と海辺の二つの村の千枚田を詳細にフィールドワークすることで、棚田の謎を解明し、棚田の村に生きた人々の暮らしをビジュアルに再現する。
目次
第1章 棚田の景観は何を語っているのだろう(山間にも海辺にも離島にもあった棚田;普及拡大の速かった水田稲作 ほか)
第2章 山間に拓かれた石垣づくりの千枚田を調べる―三重県紀和町丸山(豊だった鉱山資源と山の生産力;大雨と大風が生んだ屋敷構え ほか)
第3章 海辺に拓かれた土坡の千枚田を調べる―石川県輪島市白米(中世が残存する奥能登の村々;塩田経営と暮らし ほか)
第4章 棚田は時代の積み重なり(井堰がなかった頃の丸山;井堰がなかった頃の白米)