出版社内容情報
樹形が明解なため、高齢者や婦人が整枝・せん定の判断や作業に安心して取り組め、2年目から収穫開始でき、草生栽培によって土づくり、根づくりをする、大玉系の高品質果も安定多収できる栽培法を、豊富な図解で詳述。
内容説明
現在のブドウ産地は、高齢化・兼業化や品種ニーズの変化、輸入自由化、農薬や化学肥料の多用による環境問題など、新たな課題に直面している。熟練の専業農家に加え、高齢者や女性、さらに新規就農者の高品質果実の安定多収への要望に応えるとともに安全で環境にやさしい、新しいブドウ栽培技術の開発と振興が早急に求められている。果樹担当の普及員であった著者は、一九八〇年ころから本格的にこうした課題に応える技術の開発を目標に検討を重ねてきた。そうして組み立てたのが、本書で紹介する「新短梢栽培」である。
目次
写真でみるブドウの新短梢栽培
第1章 初心者からベテラン農家までピッタリの新短梢栽培
第2章 新短梢栽培での樹のとらえ方と技術の特徴
第3章 新短梢栽培の実際
第4章 草生栽培の実際
第5章 品種更新と苗つくり
第6章 新短梢栽培での防除
著者等紹介
小川孝郎[オガワタカオ]
1942年、山梨県生まれ。1963年、山梨県立農業講習所卒、同年山梨県庁農業技術総室職員となり、以降35年間、農政と普及現場を通じて営農指導に従事。2000年、山梨県東山梨農業改良普及センター改良普及幹を最後に希望退職し、農業に従事している。現在、ブドウを主体にした果樹専業農家として低農薬栽培を実践し、有機栽培化への体系的技術の確立に取り組んでいる
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