出版社内容情報
春の菜の花畑は農村の原風景。江戸時代は行灯の燃料に欠かせなかったナタネ油。種まきから収穫、搾油方法、ナタネ油の灯りや墨汁つくり、「菜の花畑三色丼」など美味しい食べ方、油粕の利用も。タネや搾油機の入手先も。
内容説明
植物や家畜の不思議な生命力を感じる観察のポイント。失敗しないつくり方・そだて方をその道の先輩がわかりやすく手ほどき。楽しい食べかた、加工・利用法。やってみたくなるおもしろ実験。歴史や文化や先人の知恵を発見。とってもおもしろい作物、菜の花を育てる楽しみ。
目次
春がきた!菜の花咲いた!
花はそっくりでも、すがたいろいろナタネの家族
ワックスと葉のつきかたでわかるナタネの種類
行灯のあかりからディーゼルエンジンの燃料まで
在来ナタネ、西洋ナタネ(品種紹介)
栽培ごよみ
秋にタネをまこう
間引きの作業、越冬について
花が咲いたら、つぎはいよいよ収穫だ!
春の訪れを感じさせる、ナバナの鉢づくり
チョウチョ、菜の葉にとまらないで
自然圧搾法で、ナタネから油をしぼってみよう
菜の葉を食べよう
灯りをともして、菜の花人形
遠い異国の野の花から、日本の春を彩る菜の花へ
著者等紹介
いしだまさひこ[イシダマサヒコ]
石田正彦。1965年大阪府生まれ。宮崎大学大学院農学研究科修士課程、岩手大学連合大学院博士課程修了。農林水産省入省後、東北農業試験場(現、独立行政法人 農業技術研究機構・東北農業研究センター)でナタネの育種研究に従事し、「はるの輝」、「菜々みどり」、「キラボシ」を育成する。農学博士
もとくにこ[モトクニコ]
本くに子。1953年福岡県大牟田市生まれ。セツ・モードセミナー卒業。84年福岡県広告協会ポスター部門銀賞
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