出版社内容情報
PCやスマホの中にしかない! インターネット上にしかない!
把握しづらい資産&取引、ますます急増中。
広告収入のあるウェブサイト(のアカウント)、自作デジタルコンテンツの販売、暗号資産、NFT、DAO運営での収益、メタバース内での収入……。ICT等の発達・普及により、デジタル機器の中やインターネット上にしか存在しない、データとしての資産(=デジタル資産)が誕生し、急速に普及しています。同時に、EDI取引やクラウドストレージを介した取引など、デジタル資産の取引を支える「電子取引」も、爆発的に増加しています。
そのため、デジタル資産および電子取引にまつわる法律や税制の整備も、現在進行形で進められていますが、税理士等にとってその税務には、いまだ不明瞭な点が少なからずあるものです。
また、デジタル資産は実体がないゆえに秘匿性が高く、そもそも把握することが困難であり、ときには国境をもやすやすと越えてしまうということも、実務家を悩ませる要因となっています。
そこで本書は、デジタル資産・電子取引に強くなりたいという方に向け、
・「デジタル資産」「電子取引」の定義
・デジタル資産のビジネスや投資における税務のポイント
・デジタル資産を譲渡する際の法人税・所得税
・デジタル資産・電子取引における消費税
・デジタル資産の相続税・贈与税
・国境を越える電子取引の税務
・電子取引と電子帳簿保存法のポイント
等の知識と実務について、実際にあった相談事例等にもとづき解説するものです。
改訂版では、初版発行後またたく間にブーム化したNFTについて大幅に加筆・修正したほか、直近の法改正・税制改正や、最新の国税庁Q&A等にも対応しました。
内容説明
目に見える資産から、実体のないデジタル資産へ。紙やモノのやりとりから、ネット上での電子取引へ。過渡期だからこその諸問題にいちはやく切り込んだ解説書、待望の最新版!
目次
第1章 デジタル資産・電子取引とは(デジタル資産とは;電子取引とは)
第2章 デジタル資産・電子取引の税務(デジタル資産のビジネス・投資の税金;デジタル資産の譲渡の税務;デジタル資産に係る消費税とインボイス制度;デジタル資産に係る相続税・贈与税;国境を越えるデジタル資産・電子取引の税務)
第3章 電子取引に係るデジタル化―電子帳簿保存法(電子帳簿保存法の概要;電子取引の保存の要件;実務上の留意点・政府の動き)
第4章 相談事例(デジタル資産・電子取引全般に関する相談;デジタル資産の譲渡に関する相談;デジタル資産の譲渡に関する法律;デジタル資産・電子取引に関する消費税の相談;デジタル資産の相続・贈与の相談;デジタル化に関する相談)
著者等紹介
戸村涼子[トムラリョウコ]
税理士。戸村涼子税理士事務所代表。フリービズコンサルティング合同会社代表社員。生まれは東京・四ツ谷。大学卒業後、外資系企業、上場企業、税理士法人を経て2016年4月に横浜で独立開業を果たす。主に中小企業社長、フリーランス向けにクラウド会計ソフト導入・運用支援、税務サポートを行っている。得意分野は、ネットビジネス、暗号資産、非居住者の税務。その他、RPA(Robotic Process Automation)、デジタル化などの業務効率化に力を入れている。HP・ブログにて積極的な発信を行っている。雑誌寄稿も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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