出版社内容情報
――私みたいな売上の少ないフリーランスのところにも、税務署って来るんですか?
――はい。事業規模の大小に関係なく、税務調査は行われます。
「税務調査」というと、主に大企業が対象となると思われていることが多いですが、実際には企業だけとも限りません。
税務署のなかには個人を調査する部門もあって、ときには規模の小さい個人事業者やフリーランスのもとにも、調査官がやって来ます。
とくに最近は、ネットビジネスを中心に調査する「情報技術専門官」も登場し、ネット上でのお金の動きにも目を光らせています。
「税金のことはよくわからないから」と確定申告を適当にしたり、そもそも無申告であったりすれば、ある日突然、税務署から電話がかかってきても不思議ではないのです。
この本は、日本でも珍しい“個人の税務調査対応専門”税理士のもとに全国のフリーランスから寄せられた、
――何もやましいことはないのに、どうして自分に調査が?
――自宅に上がってほしくないんですけど、調査の場所は変更可能?
――調査官にお茶をお出しした方が心証は良い?
――SNSの投稿も税務署に見られてる?
――調査の前に修正申告すべき?
といった数々の質問・相談をベースに、フリーランスの方が税務署に正しく対応するためのノウハウを、なるべく専門用語少なめで解説したものです。
税務署に目を付けられる前に読むのがベストですが、いざ調査対象となってからでも役立つ内容になっています。
内容説明
何もやましいことはないのに、なぜ自分に?お茶をお出しした方が、心証は良くなるの?立ち会い調査の前に修正申告した方が良い?フリーランスの方々から寄せられるご相談にお答えします。
目次
1 税務調査の基礎知識
2 準備はどうすればいいのか
3 調査当日
4 その後のやり取り
5 今後の税務調査に備えて
6 無申告の税務調査
著者等紹介
内田敬[ウチダアツシ]
税理士。内田敦税理士事務所代表。1979年生。一般企業に就職後、複数の税理士事務所勤務を経て2016年2月に独立開業。当初は中小企業を対象としていたが、「個人に対応している税理士が少ない」との声を受け、“個人の税務調査対応専門の税理士”として活動を開始。現在ではフリーランス税務調査の立ち会い相談を中心に行っている。多い年では年間80件の相談を受けることもあり、様々なケースを経験。あわせて個人の無申告対応や確定申告の相談も受けている。書籍・雑誌での執筆多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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