出版社内容情報
個人情報保護法は、令和2年に本人の権利の強化などに重点を置いた単独の改正がなされ、さらに令和3年にデジタル社会の形成を図るための関係法令の「整備法」の中で、民間と行政機関、独立行政法人に分かれていた法制度を個人情報保護法に一本化する等の改正がなされています。
企業としては、個人情報の定義づけや情報漏えい時の対策、「仮名加工情報」の新設など、主として令和2年改正への対応が求められますが、令和3年改正では条文番号が変更され、さらには施行日も複数(一部は未施行)になるなど、専門家の間でも複雑でわかりにくいとの声が上がっています。
そこで、本書では、令和4年4月の施行(未施行部分含む)を踏まえ、2度にわたる改正で企業や専門家が押さえておくべきポイントを65のQ&Aで整理・解説しています。
内容説明
本人の権利強化などに重点を置いた令和2年(2020年)改正と、デジタル社会形成整備法の成立により行われた令和3年(2021年)改正を、企業実務での対応を中心にわかりやすく整理!
目次
改正の全体像
保有個人データ
仮名加工情報
不適正な利用の禁止
漏えい等の報告
第三者提供の制限
外国にある第三者への利用の制限
個人関連情報の第三者提供の制限
域外適用
罰則
医療・学術分野の規定の見直し
地方公共団体等の個人情報の取扱い
法律と条例の関係
個人情報保護委員会の権限と行政機関の規制
著者等紹介
牧野二郎[マキノジロウ]
弁護士(東京弁護士会所属)。牧野総合法律事務所弁護士法人所長。中央大学法学部法律学科卒業。1983年弁護士登録。1990年牧野法律事務所設立。2003年法人改組、所長弁護士。社会保険労務士連合会個人情報保護委員会委員長
森悟史[モリサトシ]
弁護士(東京弁護士会所属)。牧野総合法律事務所弁護士法人所属。早稲田大学教育学部社会科社会科学専修卒業、早稲田大学大学院法学研究科民事法学専攻修士課程修了、慶應義塾大学法科大学院修了。2012年弁護士登録
牧野剛[マキノゴウ]
弁護士(東京弁護士会所属)。牧野総合法律事務所弁護士法人所属。早稲田大学第一文学部卒業。一橋大学大学院修士課程修了。株式会社ジェイ・キャスト勤務。早稲田大学法科大学院修了。2015年弁護士登録。東京地方裁判所民事調停官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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まさやん510
ireadertj