出版社内容情報
上司の指示に従わず改善の意欲がない、パワハラ・セクハラを繰り返す、横領をする…などの問題社員が職場に居続けると、職場環境が悪化して、他の従業員が辞めてしまう危険があります。
また、問題社員トラブルがこじれて裁判に発展した場合、長い時間と多額の費用がかかり、通常業務にも支障をきたし、会社に大きなダメージとなります。
本書は、訴訟を避け、問題社員に合意により退職してもらうことで解決をするために企業は何をしたらよいのか、裁判に発展する前の円満解決の実践例を、実際に問題社員トラブルを話し合いで解決してきた弁護士の視点から解説します。
会社と従業員を守るために、問題社員トラブルを話し合いによる退職勧奨で解決する方法を理論と実践エピソードの両面から詳解し、同時に、安易に人を辞めさせたり違法な解雇をしたりするような会社とならないよう、企業としてトラブルの検証や社内整備をいかに進めていくかなどについても解説します。
実際に使える問題社員指導用の指導書や退職勧奨に関する合意書などの書式もあわせて掲載しています。
内容説明
円満退職で解決してきた弁護士が合意による解決を可能にする3つのポイントを解説。実践例も豊富に掲載!
目次
基礎編(なぜ問題社員トラブルの円満解決が必要か?;これで9割解決できる。円満退職の基本路線)
実践編(著しい能力不足で改善意欲のない従業員;業務命令に従わない従業員;パワハラを繰り返し周囲の退職の原因となる従業員;会社の金品を横領する従業員;私生活で刑事事件を起こす従業員;セクハラをする従業員;転勤を拒否する従業員;非正規社員の問題社員トラブル;外部の労働組合と団体交渉になった場合の対応;円満解決の落とし穴;問題社員対応の失敗事例;円満退職路線を目指す場面の弁護士の役割)
整備編(会社も法令順守で襟を正す;問題社員を生まない会社づくりのためにできること)
資料編
著者等紹介
西川暢春[ニシカワノブハル]
東京大学法学部卒業。弁護士法人咲くやこの花法律事務所代表弁護士。企業側弁護士として、解雇紛争の深刻さ、裁判の長期化が企業経営に深刻な支障を及ぼすことを痛感し、解雇によらない問題社員対応の解決策を模索。問題社員対応に悩む顧問先を訪問し、能力不足、規律違反などの問題がある従業員と直接話し合いをし、解決することを実践してきた。その経験を活かし、全国の中小企業経営者や社会保険労務士から問題社員対応の相談を受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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香菜子(かなこ・Kanako)
しゅうと
まさやん510
バジンガ
まんまる
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