内容説明
急増する児童虐待、親の精神疾患…温かい家庭を待つ子どもたちのために、あなたができること。里親って何だろう、自分にもできるのかな？という方の“知りたい”に応える１冊！
目次
第１章 里親制度とは
第２章 虐待の現状と子どもの未来
第３章 里親養育への支援と子どもの権利
第４章 里親をするために知っておきたいこと
第５章 里親養育と養子縁組制度
第６章 里親養育の実際
著者等紹介
吉田菜穂子［ヨシダナオコ］
昭和３３年生まれ。博士（学術・福祉）、修士（社会福祉学）。創価大学教育学部卒。吉備国際大学大学院修士課程修了。長崎純心大学大学院博士後期課程修了。里子の養育をしながら大学院で里親研究をする。また、里親の活動に役立てたいと社会福祉士・保育士・介護福祉士の資格を取得する。夫とともに６５人の子どもの里親となり現在に至る。福岡県里親会会長。里母の自助グループ「どんぐりキッズ」代表。平成１０年里親登録。平成２１年専門里親登録。平成２２年小規模住居型児童養育事業を始める。平成２８年１０月より公益財団法人全国里親会評議員。平成２９年３月より厚生労働省社会保障審議会児童部会専門委員を務める（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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Taka
11
里親はあくまで預かっている立場養子はその子の唯一の親になること。里子と養子がよくわかっていなかったので、理解した。養子はお金出ないけど里子には教育費等色々出るんだなということも。里子から養子にしてほしいと言われたらどうする？里親のゴールはあくまで実親と一緒に暮らせるまで、また1人で暮らしていける日までその子を養育すること。色々手当があるので極貧で暮らすよりも里親に育ててもらった方が金銭的には有利になるかも？愛情とはお金には変えられないものであるけど。金銭面も考えた上で、さらに愛情も与えられるのが里親かな？2023/06/23
black_black
4
ある政治家の里親登録のニュースが少し話題になったが、その実情はどうなんだろうと興味が湧いて借りた。いわゆる『普通の家庭』での生活が叶わない子どもたちの現状や、国による施設から家庭への養育への移行を主眼にした里親制度の拡充が図られていること、里親への手当の実態など幅広く解説されていて、里親について奥深く知ることができた。要保護児童（里子）が公人であるという表現も驚きだった。一人の人間の人生に里親として関与していくというのは生半可な気持ちでは努まらないけど、そういう善意は広がってしかるべきだと思う。2022/04/09
海戸 波斗
1
福岡の里親さん。福祉を学んだら賢くなれるのかな。仕組みを理解してると生きやすいのかな。奮起して里親からの大学教授になっちゃったんだよね。都心の里親の条件に年収があるんだけど、稼ぎのないのは首がないのと一緒ってお土地柄かしら？里親研修って都道府県によって違うのは地域性を反映させるためなのかな。引越するとまた研修からなのね。「児童相談所が決めます」に全て何もかも集約されて、子ども自身、保護者、親類、縁者、すっ飛ばして「児童相談所」よ。福祉でご飯食べてる人の「おとなの都合が決めます」言いきってくれてありがとう。2020/12/22
