デジタル変革後の「労働」と「法」―真の働き方改革とは何か?

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  • サイズ A5判/ページ数 379p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784539727614
  • NDC分類 366.04
  • Cコード C1032

出版社内容情報

新型コロナウイルスの影響により、後世、「コロナ後」「コロナ前」と区分されるであろう大きな転換が、
私たちの眼の前で起きています。一言でいえば、アナログ社会からデジタル社会への転換です。もちろん、
この転換の動きは「コロナ前」から起きていたことではありますが、もう少し続くと思っていた助走期間は、
コロナによって一挙に縮められてしまいました。
本書では、これから到来する「コロナ後」の世界――「21世紀型社会」について、
これがどのような社会なのか、そこでは人々の労働はどのように位置づけられているのか、
また法はそこでどのような役割を果たすのか、労働法学界の第一人者が模索しています。
未来の予測を単なる空想に終わらせないようにするため、未来の労働を考えるうえで
重要と思われる歴史的な出来事・文献も逐次取り上げながら、新たな社会に生じる労働に関する
法的課題を検討。そこでは、何が解決すべき課題であるかを示すと同時に、それをどのように
解決すべきかという規制手法にも踏み込んでいます。読者の知的興奮をかき立てる、
唯一無二の1冊が出来上がりました。

目次

序章 変わる企業と労働

第1編 20世紀型社会とは何か -産業資本主義の下での企業と労働-
第1章 資本主義と労働・法
第2章 企業はなぜ営利を追求するのか?
第3章 日本型雇用システムと日本型労働法

第2編 21世紀型社会の到来 -デジタル技術の時代-
第4章 デジタル技術が社会を変える
第5章 デジタル技術が働き方を変える

第3編 21世紀型社会の課題 -新たな規制をめざして-
第6章 デジタル技術が労働規制を変える
第7章 デジタル技術がもたらす新たな政策課題

終章 まとめにかえて -21世紀型社会と労働-

内容説明

労働が変わる!労働法が変わる!コロナ後の世界における「労働」と「法」のあり方を法学的視点&経済史・思想史的視点から模索した。

目次

変わる企業と労働
第1編 20世紀型社会とは何か―産業資本主義における企業と労働(資本主義と労働・法;企業はなぜ営利を追求するのか?;日本型雇用システムと日本型労働法)
第2編 21世紀型社会の到来―デジタル技術の時代(デジタル技術が社会を変える;デジタル技術が働き方を変える)
第3編 21世紀型社会の課題―新たな規制をめざして(デジタル技術が労働規制を変える;デジタル技術がもたらす新たな政策課題)
まとめにかえて―21世紀型社会と労働

著者等紹介

大内伸哉[オオウチシンヤ]
1963年神戸市生まれ。東京大学法学部卒業、東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了、同博士課程修了(博士(法学))。神戸大学法学部助教授を経て、神戸大学大学院法学研究科教授として現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nappa

5
たまたま図書館で借りてきて読んだが、いい内容だった。デジタル変革後の労働と法という観点で語られているが、歴史を遡って解説しているところも多く、体系的に学べる感じ。広く浅く、しかし、今後の特にデジタル変革後の労働について考察するためには役立つ一冊。読んでいて、自分自身の事業にも活かせそうなアイディアが浮かんできたかも。2022/05/20

Haruki

2
労働法は雇用者と労働者の契約における非対称性に鑑み、行政介入(公法的規制)と契約適正化(私法的規制)を意図する。その中で、整理解雇の4要素(解雇権濫用法理)や異動の人事権、就業規則の同意なしの合理的変更(企業秩序定立権)など日本型雇用システムと呼ばれる特異な法理を持ち、政府としては福祉国家主義的な、労働者の保護と企業の行使チェックで制限を積極的に行う複雑な原則運用に見える。デジタル化、コロナ禍、知識産業化の環境変化で制度疲労が見えてきたため、キャリア権やデフォルトベースの選択アーキテクチャ等を推進する。2023/02/18

Go Extreme

0
21世紀型社会・人々の労働・法の役割 デジタル経済と日本型雇用システム 環境問題と労働 人はなぜ働くのか? 労働の歴史 営利の追求は善か悪か? 日本型雇用システムとは何か? 日本型雇用システムと労働法 正社員の働き方をオーソライズした労働法 産業資本主義の終焉 変わるビジネスモデル 企業のスマート化 社会課題解決のためのデジタル技術 ムーブレス・ワーク 人材のプロ化 個人はテックで企業 新たな規制手法―ナッジの活用 分断なき労働とセーフティネット 21世紀型社会と労働2020/10/05

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