出版社内容情報
「同一労働同一賃金」実現に向け、企業は賃金の決定基準を明らかにし、
正社員と非正規社員の間の不合理な格差を解消しなければならない。
本書では、多くの中小企業が導入している「職能給制度」の手直しにより、
従業員が担当する仕事に応じて待遇が決定する制度へ移行するための実務を、
実例に基づき、能力基準書、新制度下での人事評価に必要な評価ガイドブック、
評価シート、賃金表等といったツールを示しながら解説。
中小企業では賃金や評価の制度が整備されていないところが多く、
今後「同一賃金同一労働」対応において困難に直面することが予想される。
本書は、そうした企業の人事担当者や、企業の人事・賃金制度コンサルを行うコンサルタントにぜひ活用してほしい1冊。
第1章 「能力基準書」の種類
第2章 仕事をベースとした「簡易型能力基準書」のつくり方
第3章 「簡易型能力基準書」の活用方法
第4章 「簡易型能力基準書」を活用した人事・賃金制度の見直し事例
第5章 「簡易型能力基準書」の実例
菅野篤二[カンノトクジ]
内容説明
同一労働同一賃金に向け賃金の決定基準の明確化が不可欠!今ある職能給制度の手直しで仕事に応じて待遇を決める制度への移行のヒントになる!
目次
第1章 「能力基準書」の種類(「能力基準書」にはどんなものがあるか;等級を基準にした「能力基準書」 ほか)
第2章 仕事をベースにした「簡易型能力基準書」のつくり方(作成にあたり注意すべき点;「簡易型能力基準書」の作成手順 ほか)
第3章 「簡易型能力基準書」の活用方法(「同一労働同一賃金」への活用;「業績評価の基準書」への活用 ほか)
第4章 「簡易型能力基準書」を活用した人事・賃金制度見直し事例(総合職・一般職の定義を明確にした;コース別に「共通能力基準書」を作成した ほか)
第5章 「簡易型能力基準書」の実例(設備機器製造業(営業職/技術職/工務職/生産管理職/資材管理職/原価管理職)
菓子製造業(製造職/資材職/品質管理職/工務職/商品管理職/総務・経理職) ほか)
著者等紹介
菅野篤二[カンノトクジ]
1940年山形県生まれ。1963年日本大学商学部卒業。同年社団法人労務管理研究会入会。月刊誌の編集、人事考課、賃金制度の調査・研究に従事。1970年株式会社エム・デー・シー(現代マネジメント研究会)の設立に参加。1989年代表取締役就任。1995年厚生労働省の「中小企業賃金制度モデル等作成委員会」「均衡処遇に配慮した賃金制度に関する調査研究委員会」委員を歴任。2015年株式会社プライムコンサルタントと株式会社エム・デー・シー(現代マネジメント研究会)統合。現在、現代マネジメント研究会代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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