相続・事業承継・認知症対策のためのいちばんわかりやすい家族信託のはなし

川嵜 一夫【著】/蟹江 乾道【税務監修】

日本法令（2017/05発売）

• サイズ A5判／ページ数 200p／高さ 21cm
• 商品コード 9784539725450
• NDC分類 324.82
• Cコード C0032

出版社内容情報

家族信託（民事信託）は、現在、相続対策、資産および事業承継対策、認知症対策などの分野で、いま大いにその活用が期待されている。
遺言や成年後見などでは実現できなかったことが実現できるとして、税理士、司法書士などの士業の間ではかなりホットなテーマとなっている。
　ところが、家族信託の存在自体、一般にはまだまだ認知されていないのが現状。
「信託」というと「投資信託」など投機的なものを連想してしまうような誤解も多く、まだまだ身近なものとして認識されていない。
そこで本書は、一般の読者に向けて「家族信託」とは何か？をイラストや図を入れながらわかりやすく解説した。

第１部　知っておきたい法律の基礎知識（成年後見と遺言）
第２部　今までの法律の不可能を可能にする「家族信託」って？
第３部　あなたの不安を安心に　家族信託７の事例
第４部　家族信託のよくある質問
第５部　家族信託の設定から終了までの流れ

川嵜一夫 蟹江乾道［カワサキカズオ カニエケンドウ］
【著者】川嵜　一夫（かわさき　かずお）
司法書士かわさき事務所 司法書士。1969年生まれ。新潟県三条市出身。日本大学理工学部卒業。
家族信託を駆使した、相続・認知症対策、事業承継対策を得意とする。また、日本人が海外に所有する資産の相続対策にも取り組んでいる。実務を行うだけでなく、研修会の講師を全国で年間50件以上務める。NHKにも出演し、家族信託について解説。家族信託の普及に力を入れており、家族信託の実務家を応援するサイトも運営。
【監修者】蟹江　乾道（かにえ　けんどう）
蟹江乾道税理士事務所 税理士。
1976年東京都生まれ。1995年聖光学院高等学校（横浜）卒業。1999年慶應義塾大学経済学部卒業。2002年税理士試験合格。CFP試験合格。2005年税理士登録。中堅会計事務所において資産税担当として勤務後、新進の税理士法人において税務業務のほか、スタッフの教育も推進。現在は独立し、蟹江乾道税理士事務所を主宰。TAC税理士講座相続税法講師も務める。近年は、民事信託や生命保険信託を活用した相続対策に注力し、セミナー講演も多数。

内容説明

家族信託を知ればあなたや家族の相続・事業承継が変わります！遺言や成年後見では実現できなかった知らないと後悔する新しい財産の渡し方・残し方。

目次

第１部　知っておきたい法律の基礎知識（成年後見；遺言）
第２部　今までの法律の不可能を可能にする「家族信託」って？（今までの法律では解決できない？；家族信託とは？　ほか）
第３部　あなたの不安を安心に家族信託７の事例（生前贈与をしたい；孫の入学資金を出したい　ほか）
第４部　家族信託のよくある質問（家族信託のデメリットは？；家族信託は投資のこと？　ほか）
第５部　家族信託の設定から終了までの流れ（収益不動産を信託する場合の流れ；会社の株を後継者に信託する場合の流れ）

著者等紹介

川嵜一夫［カワサキカズオ］
司法書士。昭和４４年生まれ。新潟県三条市出身。日本大学理工学部卒業。卒業後は東京のコンサルタント会社に勤務。帰郷をきっかけに司法書士を目指す。平成１７年に司法書士合格。平成１８年司法書士登録し、現在にいたる。平成２２年～平成２６年新潟大学法学部非常勤講師。平成２５年～平成２９年新潟県司法書士会副会長

蟹江乾道［カニエケンドウ］
税理士・ＣＦＰ。蟹江乾道税理士事務所代表。継ＴＡＸ合同会社代表社員。１９７６年東京都生まれ。１９９５年聖光学院高等学校（横浜）卒業。１９９９年慶應義塾大学経済学部卒業。２００２年税理士試験合格。ＣＦＰ試験合格。２００５年税理士登録。中堅会計事務所において資産税担当として勤務後、新進の税理士法人において税務業務のほか、スタッフの教育も推進。現在は独立し、蟹江乾道税理士事務所を主宰。ＴＡＣ税理士講座相続税法講師も務める（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[じじちょん]

ふわっとしか知らなかった成年後見人制度や、家族信託との違いなど、分かりやすく解説している。どういう趣旨の制度なのか事例を通して解説している。具体的にどうしたらいいか、については専門性が高いから本書では解説が難しいと思う。こうした制度であることを概ね理解した上で、専門家の指示を仰ぐといった所が現実だろうなー。

2023/06/29

[A.Sakurai]

家族信託の下調べ2冊目．どうしてもそうなるのは仕方ないが利点について強調する度合いが強い．欠点はあまり触れられない．難しい点はあるがそれは専門家に相談してね，という論調．1年ルールも書いてない．広まっていない仕組みだし，専門家をどうやって探すかが一番難しそうだ．

2018/05/23

[たけし]

概要はわかる。

[あくび]

なんとなく概要は掴めたかな？ここから2次元を3次元にするのが難しいそう。信じて託せる受託者って一人に一人か二人は存在するものなのかなぁ。

2017/08/06

[たむちゃん]

私が知る中では、一番わかりやすい家族信託の本。 専門家にありがちな難しい用語を使うことなく、しっかりと精度の良い点、そうでない点を明確にしてくれています。 事例紹介とともに知識を深めていけるのがありがたい。

2019/10/16