出版社内容情報
相続は俗に“争族”と呼ばれるほど、家族を争いに巻き込みやすい。ごく普通の平和な家庭でも、相続の発生とともに家・屋敷、会社株式、現預金・金融商品、書画骨董品等の奪い合いとなり、家族関係は一瞬で崩壊、一家離散の危機に晒される。そこで本書では、「紛争になりやすい家族」を39の類型に分けたうえで、トラブルのエピソードと解決策を紹介。“争族”を超え、“笑顔相続”につなげるためのポイントを提示していく。
一 親子のきずな篇
・音信不通だった相続人がいる家族/障害を抱えた子供がいる家族/親が離婚している家族/要介護の親を抱える家族/ほか
二 夫婦のえにし篇
・前妻の子供と後妻がいる家族/愛人の子供がいる家族/夫婦のきょうだいが背後にいる家族/業績不振会社の経営者の家族/ほか
三 兄弟姉妹のつながり篇
・親と一緒に財産を築いた相続人がいる家族/長男の妻が親の面倒を看ている家族/過去に特定の相続人に贈与があった家族/ほか
四 親族のかたち篇
・無計画な相続対策をしてしまった家族/連れ子がいる家族/先祖名義の財産が存在する家族/相続人に未成年の子がいる家族/ほか
小川実 カリスマ相続診断士[オガワミノル カリスマ]
著・文・その他
内容説明
39パターンの「争う家族」のエピソードから家族を巻き込む遺山分割の修羅場をどのように「笑顔相続」に変えていくか、相続のプロがそのノウハウを明かす!!
目次
1 親子のきずな篇(音信不通だった相続人がいる家族―兄には父親の財産を1円も渡したくはない、という想い;相続人の中に意思能力のない人がいる家族―若くして脳梗塞で倒れてしまった長男が心配 ほか)
2 夫婦のえにし篇(前妻の子供と後妻がいる家族―二度目の婚姻届けは、前妻の子の財産を半分奪うこと;夫が急逝した家族―入籍2日後に夫が急逝、しかも相続人も財産も不明 ほか)
3 兄弟姉妹のつながり篇(親と一緒に財産を築いた相続人がいる家族―申告期限1か月前に遺産分割協議書に印鑑を押してと言われ;長男の妻が親の介護をしている家族―「お義姉さんは関係ないですから…」 ほか)
4 親族のかたち篇(無計画な相続対策をしてしまった家族―「あげすぎビンボー」に学ぶ相続対策の秘訣;連れ子がいる家族―継母と養子縁組をしていなかったための悲劇 ほか)
著者等紹介
小川実[オガワミノル]
一般社団法人相続診断協会代表理事、税理士。昭和38年12月8日、岐阜県生まれ。成城大学経済学部卒業。河合康夫税理士事務所勤務、インベストメント・バンク勤務を経て、平成10年3月、税理士登録。平成14年4月、税理士法人HOP設立。ワンストップサービス事務所HOPグループ代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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