内容説明
「…七転八倒しつつも何とか生活を組み立てていくということこそ、成人キャリア発達の本質なのだと思う。…成人のキャリアガイダンスとは…本来的に市民としての生き方の基盤を提供しようとするものなのだ」(「あとがき」より)。「キャリアアップ」等華々しいイメージで語られがちな「キャリア」の本質を明らかにするとともに、それを支援するキャリアガイダンスの新しい地平を展望する。
目次
第1部 成人キャリア発達論―成人のキャリアの描像(成人キャリア発達論の先行研究と残された課題;50代就業者のキャリアの描像―成人キャリアの全体像;50代就業者のキャリアの諸相―成人キャリアに影響を及ぼす諸要因)
第2部 成人キャリアガイダンス論―最近のキャリアガイダンス論の政策論的転回(ヨーロッパにおける最近のキャリアガイダンス論;最近のキャリアガイダンス論の論点整理;日本の成人キャリアガイダンスの今後に向けて)
第3部 成人のキャリアガイダンス・ニーズ―何をいかに支援すべきか(成人キャリアの危機とキャリアガイダンス・ニーズ―成人キャリアの危機に関する自由記述データの分析;成人のメンタルヘルスとキャリアガイダンス・ニーズ―パーソナル支援/キャリア支援の統合に向けて;成人のキャリアガイダンス・ニーズにいかに応えるのか―セグメント論・デリバリー論・コスト論による検討)
著者等紹介
下村英雄[シモムラヒデオ]
1969年青森県生まれ。1987年筑波大学第2学群人間学類入学。1991年筑波大学第2学群人間学類卒業 学士(教育学)。筑波大学大学院博士課程心理学研究科入学。1997年筑波大学大学院博士課程心理学研究科修了(博士(心理学)筑波大学2003年)。現職、労働政策研究・研修機構主任研究員(1997年入職)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- こぐまのともだちはどこ?