内容説明
「規格化された仕事を効率よく」から「知的創造的仕事」へ。ホワイトカラーの世界で進行するこうした変化は、一所一斉型働き方に変革をもたらし、裁量労働を拡大させている。テレビ局番組製作者、新聞記者、大企業事務従事者、自動車ディーラー、中小サービス業従事者の仕事の世界を訪れ、裁量労働の実態に迫る。
目次
第1編 ホワイトカラーの仕事のスペクトラム(ホワイトカラーの仕事世界のスペクトラム;裁量労働の性格―テレビ局番組制作業務の事例研究;裁量労働者の働き方―新聞記者の事例研究 ほか)
第2編 ホワイトカラーのキャリアのスペクトラム(大企業事務系ホワイトカラーの仕事とキャリア―製造業を中心に;営業職の諸類型―自動車ディーラーを中心に;中小企業のホワイトカラーのキャリア―サービス業を中心に ほか)
著者等紹介
佐藤厚[サトウアツシ]
1957年北海道生まれ。1981年立命館大学産業社会学部卒業。1990年法政大学大学院社会科学研究科、社会学専攻博士課程単位取得後退学、現在日本労働研究機構主任研究員。主要著作は、『リーディングス 日本の労働10 中小企業』(共編、日本労働研究機構、1997年)、『講座 社会学6 労働』(共著 東京大学出版会 1999年)、『中小企業の競争力基盤と人的資源』(共著、文真堂、1999年)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。