内容説明
本書は「仕事と家庭生活との調和」に関する実証分析と政策的インプリケーションを得るためのいくつかの考察を行うことを目的とする。このような研究はこれまで社会学の分野でも十分な蓄積はないため、日本のデータを用いた実証研究と海外の事例を紹介しながら、今後の仮説構築のための基礎的研究として行うものである。
目次
第1部 問題の設定と方法(仕事と家庭生活の調和へのパースペクティブ;日本における現状と国際比較の視点)
第2部 各国の状況(日本における家族のライフサイクルと女性の就業;日本における介護役割と女性の就業;オランダにおける家族的責任とパートタイム労働;アメリカにおける家族的責任と女性の就業)
第3部 総括(仕事と家庭生活の調和へ向けて―政策的インプリケーション)
著者等紹介
前田信彦[マエダノブヒコ]
1961年生まれ。1985年上智大学文学部社会学科卒業。1992年上智大学大学院博士後期課程(社会学)修了。日本学術振興会特別研究員を経て、現在日本労働研究機構副主任研究員。1997~98年エラスムス大学およびフォーダム大学客員研究員
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