内容説明
本書には、高校卒業を目前に控えた高校3年生の進路決定の実態と意識を明らかにするために実施した調査の分析結果がまとめられている。対象とした高校はいわゆる「進路多様校」であり、近年の高卒労働市場や新規高卒者の就業行動における変化が集中的に生じている。その中で、生徒も進路指導担当の教師も様々な悩みや不安に直面しながら進路を決定してゆかざるを得ない状況にある。こうした現状をつぶさに描き出すことを通じて、いかなる政策的な支援が可能なのかを探ることを目的としている。
目次
第1部 概要(調査の背景・目的・方法;分析結果の概要)
第2部 調査結果の分析(進路決定状況の概観;就職とフリーター―なぜ未内定・フリーターになるのか;進学行動とフリーター志向;フリーター予定者の実態 ほか)
第3部 付属資料