内容説明
本書は、日本企業および日本企業の海外拠点(現地法人および支店)が、ヒトと組織の問題にどのように取り組んでいるかを最新のデータに基づいて分析し、問題点を洗い出し、今後日本企業が成長発展していくためには、あるいはこれまでの成功を継続していくためには、どのような変革が必要なのかを具体的に示す。
目次
第1章 職場における生きがいと自己実現
第2章 現地化政策から見た日本企業の国際化
第3章 業績評価
第4章 米国式職務給制度と在欧米日本企業における給与システム
第5章 欧米における雇用差別禁止法と労働者保護の制度
第6章 リーダーシップ
第7章 国際化の人間的コスト―派遣管理職の心理的ストレス
第8章 社会的な課題としての生きがいと世界企業の役割
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
き
4
日本企業の海外進出にともなう人的資源管理上の問題について総論。日本と西欧諸国の賃金体系、業績評価制度の違いや、人種や性別による雇用差別への認識の薄さ、リーダーシップや権威についての認識の違いが、日本から進出した企業や、日本人の派遣社員が苦労するポイントになる。言語の違いによるコミュニケーションの壁以上に、日本の組織と欧米の組織の社会的、文化的な違いが誤解や意思疎通を妨げる原因になる。育成のために海外に派遣され、海外で初めて管理職を経験する若手社員の大きな心理的負担について、最近は考慮されているのだろうか2017/06/21
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