内容説明
教養としての精神分析入門。
目次
1 フロイトってどんな人?
2 無意識を知る
3 夢のしくみ
4 心の発達を知る
5 心を守る働き
6 心を治す方法を知る
7 役に立つ精神分析
8 フロイトが本当に伝えたかったこと
著者等紹介
山竹伸二[ヤマタケシンジ]
1965年、広島県生まれ。学術系出版社の編集者を経て、現在、哲学・心理学の分野で著述家・評論家として活躍中。大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター客員研究員。大正大学、朝日カルチャーセンターで講師としても活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
左端の美人
11
アドラー心理学関連の本は何冊か読みましたが、初フロイトの心理学です。難しい心理学用語もわかりやすく解説されておりスラスラと一気に読めて良かったです。参考文献の数がすごい。アドラーと手法は違えどココロで悩む人を幸せにするために尽力した人なのでしょう。2016/04/04
左端の美人
10
参考文献の数がすごい。心の仕組みは興味深い。父親に守ってもらうこと=宗教を信じること。宗教を信じるということは強いものに守ってもらいたいという幼児的な願望のあらわれ。2017/01/28
ふたば
6
19世紀後半から20世紀初期に活躍した精神科医フロイトにより、「無意識」が発見されたと言われている。 ユングやアドラーと離反している歴史からみても、フロイトの理論は理解しにくい部分が残る。特に、エディプスコンプレックスのような感情はあまり考えたことがなかった。 しかし、ここ100年くらいで、無意識について体系化したフロイトの理論は非常に興味深い。個人的には、夢に興味があるので、引き続きフロイト関連は読みたい。2021/09/07
Hatann
6
フロイト精神分析について簡単にまとめている。フロイト精神分析は、こころのかぜを治療するための臨床の場のみならず、政治経済を含めた様々な領域に影響を与えており、基本知識を持っておくことが望ましい。かといって、初期フロイト理論を支える「精神分析入門」なり「夢判断」なりも大部で読むのに骨が折れる。原典主義は尊重したいものの、まとまったあんちょこが実にありがたいのも事実。この本は、短くて字も大きくてイラストも豊富であるが、簡にして要を得る内容となっており、理解のためのサブノートとしても有益であろう。(キンドル)2019/11/17
テッテレこだち
1
タイトル通りフロイトの理論をざっくりつかむための本。ここから広げて読んでいくという使い方をするものと思う。2023/04/13