内容説明
アイドルから政治家まで、各界の著名人への取材時のエピソードを通じて語られる、対人関係・人間力の磨き方のヒント。
目次
第1章 「聞き出す力」の基本テクニック―相手を乗せるための技術(いい答えが返ってきたら、いいリアクションで返すこと;普通なら聞きにくい話にどれだけ踏み込むか ほか)
第2章 「聞き出す力」の心構え―インタビューに臨むときのスタンスを固めよ(自分語りは話を引き出すための道具、記事では裏方に徹すべし;子供を取材するときは、こちらが怯えるくらいがちょうどいい ほか)
第3章 危機を回避する「聞き出す力」―不利な状況から面白い話を引き出すには(人と接する上でハードルは限界まで下げておけ;インタビューは取材後が勝負。無難にさせないための戦いに勝利すべし!! ほか)
第4章 「聞き出す力」応用自在―さまざまなケースに学ぶインタビュー術(無邪気さは、時には大いなる武器となる;話が合っても盛り上がるのは程々に。相手に信用されないほうが良し? ほか)
特別対談 人間関係がうまくゆく魔法の潤滑剤「聞く力」をいまこそ養おう―吉田豪VS阿川佐和子 互いの聞く力に迫る!
著者等紹介
吉田豪[ヨシダゴウ]
1970年生まれ。東京都出身。プロ書評家&インタビュアー、ライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gonta19
81
2014/12/20 Amazonより届く。2016/8/19〜8/30豪さんのインタビュー力の秘密が書かれたエッセイ。対談に臨む時の心得など、普段の会話にも応用できるかも。巻末の阿川佐和子さんとの対談もアプローチの違いがよく分かって面白い。正解は1つでは無いということだろう。2016/08/30
けんとまん1007
47
これでもかというくらいに、相手のことを調べてから臨むというスタンスがいい。もちろん、生半可なレベルでは、却って逆効果になるのではと思う。そのうえで、相手の反応にこたえる柔軟性と、ある意味での踏ん切り。2020/07/02
寺
46
いやぁ面白かった。プロインタビュアー吉田豪が『週刊漫画ゴラク』に連載したインタビュー裏話集。阿川佐和子『聞く力』の便乗本でもあるのだが、阿川本人との対談も再録。オシャレな『anan』で掲載された対談が、『漫画ゴラク』のコラム集に載る構図が素晴らしい。出て来るエピソードも知らない事が多く、我々はいくらマスコミを楽しんでいても人物の一面しか知らないのだと思わされる。私は格闘家には関心が無いが、この本のエピソードを読むと可愛らしい人が多いのかよくわかる。勉強になる事も意外と多く、何かと使えそうだ。2015/06/08
鱒子
42
kindle本。あー、とっても面白かったです。タブレットの読書は、バックライトのおかげで、暗闇でも本が読めるので、寝る前にベッドでチマチマと読むことが多いです。しかし、この本は面白すぎて一気に読んでしまいました。プロインタビュアー、吉田豪さんのインタビュー裏話です。ただしこの本、紙版と違って、阿川佐和子さんとの対談が載っていないのですorz…それ、 超絶読みたいです。単行本、図書館で借りようかな…。2017/01/27
ニッポニア
41
実用書ではないので、注意です。しかし、そのエピソードだけで十分面白い。だから、これは学ぶ本ではなく、吉田豪という変な人の仕事を覗き見る本です。出てくる人々の癖がすごい。重量感がありますよ。以下メモ。インタビューで重要なのはつかみ。無邪気さは時には多いなら武器となる。2022/10/14