内容説明
「ファーガソンの雛」と呼ばれるベッカム、ギグス、ネヴィル、そしてC・ロナウド、ルーニーなど国際的なスター選手を育てた指揮官の卓越した手腕、監督心理、戦術のすべて。
目次
回想
私の原点―グラスゴー
引退撤回
心機一転
デイヴィッド・ベッカム
リオ・ファーディナンド
試練のとき
クリスティアーノ・ロナウド
ロイ・キーン
ピッチの外で〔ほか〕
著者等紹介
ファーガソン,アレックス[ファーガソン,アレックス] [Ferguson,Alex]
1941年、スコットランドのゴヴァン生まれ。1974年に監督としてスタートを切り、イースト・スターリングシャーとセント・ミレンで指揮を執ったのち、アバデイーンを1982‐83シーズンのUEFAカップウィナーズカップ優勝に導く。1986年マンチェスター・ユナイテッドの監督に就任。獲得したトロフィーの数は38個で、クラブワールドカップ、チャンピオンズリーグ2回、プレミアリーグ13回、FAカップ5回が含まれる。通算49個のトロフィーはイングランドのサッカー監督として史上最高である
小林玲子[コバヤシレイコ]
国際基督教大学教養学部卒、早稲田大学大学院英文学修士。サイマル・アカデミーで翻訳を学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ランフランコ
14
マンチェスター・ユナイテッドを25年に渡り指揮したカリスマ監督、サー・アレックス・ファーガソンの自伝。サッカー好きなら相当面白いと思う。失礼ながらファーソン自身のエピソードや生い立ち、家族などの部分は正直つまらない。でもチームの内情や、選手の裏話、ライバルチームや監督の評価などはたまらなく面白い。ベッカムはミスっても失敗しても謝ったことがなく鋼のメンタルらしい。ロナウドは監督人生でもっとも才能あるプレイヤーで、ルーニーのことはどうもあんまり好きじゃないようだ。2020/08/24
ジョニー
7
ファーガソンほどの「人の上に立つ人」が、芽の出かかった選手の才能をどう見極め、どう導いたのか。その関心に十分答えてくれる内容。折を見てまた手に取りたい本です。2015/02/15
chaboo
4
冒頭、ギグスの言葉が印象的。「モイーズはユナイテッド監督就任を辞め、やはり監督はあなただ」的なことが書いてあり。現地発売は昨年の10月だから予言の書?それはさておき、ファギーはCロナウドのことが本当にお気に入り。ベッカムとの関係も近親憎悪のようで、根が深い。リオファンとしては、あのことが詳しく語られており、ファーガソンの愛を感じる。途中、ごっつぁんゴールっていう表記があり笑ってしまった。もちろんわかるけど、そこは翻訳本。英語表記も知りたい。さて、今シーズンはどうなることやら。
jirosuzuki
3
中心選手の人柄がわかるエピソードがたくさんあり、興味深かった。移籍を考え出すと、嫌なやつになる率が高まる点が面白かった。クリスチャーノロナウドはとてもいいやつだったので好感を持った。2014/09/15
真空
3
ベッカム、ギグス、スコールズ、ロナウド、ルーニー、ラーション、モウリーニョ、ベンゲル、ベニテスなどなど、多くの関係者との出来事。リバプールとのライバルで同時に素晴らしい関係。ローマでバルセロナにまけたのはホテルが酷かったから。ウェンブリーで負けたのはハーフタイムの指示を間違えた。ローマとウェンブリーの二試合をもう一度確認したくなる。獲得した選手としなかった選手、獲得して活躍した選手と活躍させられなかった選手についてのコメントが鋭い。監督は大層孤独なんだそうだ。2014/08/22