内容説明
2011年3月11日午後2時46分。世界を震撼させた「東日本大震災」に、わが自衛隊は、いかに立ち向かったか?絶望の淵に突き落とされた被災者を救出し、今なお、傷跡いえぬ被災地で復旧活動を続ける―。日本が誇る「実力組織」、自衛隊のすべてがわかる。
目次
巻頭特集(東日本大震災発生 自衛隊災害派遣に出動!;災害派遣で活躍! 自衛隊の装備BEST3(陸・海・空))
第1部 東日本大震災と自衛隊(大震災と初動態勢;自衛隊の活躍;災害派遣を検証)
第2部 自衛隊の任務と戦闘力(陸上自衛隊の任務と戦闘力;海上自衛隊の任務と戦闘力;航空自衛隊の任務と戦闘力)
第3部 自衛隊のしくみと隊員たち(陸海空の防衛ブロック;自衛隊の組織と人;防衛省の役割と国防)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
白義
9
第一部で311における自衛隊災害派遣の解説し、第二部と三部で自衛隊のしくみや装備を解説しているので、ビギナー向け自衛隊入門に結婚いい。未だ反軍的な風土も根深い戦後の日本で、自衛隊がこれほどまで広く国民にその活躍を評価され親しみを持たれた時代はないだろうと思える。10万人動員体制でもまだ人不足で課題もあるが、震災の四ヶ月前には震災対処訓練をし、一ヶ月前には兵站演習を実施した成果も十分出ていたようだ。輸送や除染まで、災害復旧作戦の様子があっさりだが具体的にわかるのがいい2014/07/23
ゆいの
3
自衛隊での活動内容と自衛隊が保有する機器の説明。東日本大震災では20カ国の協力があったそうだ。その中の米軍によるトモダチ作戦についてしか言及していなかったこと、そして自衛隊の欠点についての記載がなかったことが気にかかった。しかし、自衛隊の組織や防衛システムの基礎知識を知ることが出来よかった。読後、とりあえずイメージキャラクターのピクルス王子を検索w!人型だったことにショックをうけた。2011/11/23
古青
1
北海道に住んでるのに身近な自衛隊の事は何も知らないので読みました。写真が多くて文章も解かり易くて子供でも読めます。震災が起こる度にシステムを見直して備える力は民間企業以上のレベルだと思いました。多少のプロパガンダが入ってるとは思いますが…面白い本でした。2016/01/18
mari
1
イージス鑑1隻1200億円!F2戦闘機1機120億円!日本が誇る自衛隊の任務と戦闘力。震災と自衛隊派遣のしくみがよくわかる。頭が下がります。自衛隊の皆さんありがとう!2011/07/21
かえる
1
冒頭、東日本大震災直後から尽力する姿に涙出そうになった。2011/07/02