内容説明
『坂の上の雲』の下に隠された、驚愕の真実！『竜馬』という「物語」の辿り着けなかった地平へ。坂本龍馬の生涯と精神は、どのように語られ、また語られてこなかったのか？また、「大西郷」「岡田以蔵」「軍神・東郷」の真実の姿とは！？歴史の深層／真相を徹底的に掘り起こす、野心的論考。
目次
第１部 “龍馬”が勝たせた日露戦争―「龍馬と日露戦争は関係ない」と司馬先生。これが、実はあるんです。（日露戦争「前夜」の真実；二人の“龍馬”が日本海軍を強くした）
第２部 龍馬史の盲点と幕末維新の深層―司馬先生が無視した刺客の懺悔録。実は信じられる証拠があるのです。（坂本龍馬暗殺の謎を掘り起こす；王政復古であぶり出される維新の黒幕；志士・岡田以蔵に名誉回復を！；龍馬と歌人・吉井勇の意外な縁）
著者等紹介
鏡川伊一郎［カガミガワイイチロウ］
高知県高知市生まれ。文芸・歴史評論家、小説家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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アリムン
1
龍馬本を乱読していて手にした本。「暗殺の謎を掘り起こす」とあったので楽しみにしていたが，犯行時刻がもっと早いこと，近江屋新助の嘘がひどすぎると言うことがメインの内容だった。刺客の今井や渡辺が誰を斬ったのか，佐々木に龍馬の暗殺を命令したのは誰かと言う点が他の説とやや食い違っているのでまた読み比べたい。日露戦争前夜の皇后が見た夢，岡田以蔵の名誉回復の話なども「ふーん，そうなのか」という感想。また何かの機会に比べ読みすることもあると思う。2011/01/09
