内容説明
本書では世界経済のなかでの日本経済の動きと、大きな産業社会のなかでの業界の動きを解りやすく解説することを心がけた。また三井住友銀行やみずほ銀行の誕生などで、旧財閥や旧来の企業集団が崩壊したかのようにも見える。しかし、依然強固な企業集団もあり、トヨタグループのように単独で一業界以上の存在もある。またNTT、JR以来、20数年ぶりに郵便局と道路公団が強大な企業集団として民間に参入してきた。NTTがそうだが、いまだ完全に民営化しないガリバー型企業が存在するのも日本である。
目次
第1章 巨大企業グループの全貌(企業集団とは何か―民営化による新たな巨大集団の誕生;三菱グループ―中進国一国分の経済力;三井グループ―企業文化の崩壊にも映る合併;住友グループ―今も維持している“結束の住友” ほか)
第2章 変わる産業市場と業界地図(エネルギー;社会基盤;素材型産業;自動車 ほか)
著者等紹介
大薗友和[オオソノトモカズ]
1952年生まれ。同志社大学経済学部卒業。『週刊文春』記者、書籍編集部編集長を経て独立。91年著した『一目でわかる企業系列と業界地図』(日本実業出版社)が「日本株式会社」の解読本として内外の反響を呼び、出版界に図解本、業界本ブームを作る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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