内容説明
文明の流れを決した世界戦争史の真相と謎。なぜ戦争は避けられないのか?その功罪を探る。
目次
序章 戦争とは何か―人類の歴史とともにあるその功罪と真の意味
第1章 世界帝国をめざした帝国戦争―古代帝国の栄枯盛衰にその特徴を探る
第2章 ゲーム感覚の封建戦争―戦争が個人の名誉と栄光だった時代のルール
第3章 血で血を洗う宗教戦争―人間がみずからと異なる他に残虐となるとき
第4章 世界を分割した白人の植民地戦争―近世に始まる“西”の“東”への暴圧の背後にあるもの
第5章 民主主義が生んだ国民戦争―“自由・平等・友愛を守る砦”が変質していくとき
第6章 人類絶滅にひた走る全体戦争―“宗教戦争”と化す「戦争を終わらせるための戦争」
終章 戦争の未来―二〇世紀が語ってきたものをどう受け取るべきか
著者等紹介
大澤正道[オオサワマサミチ]
1927年名古屋市に生まれる。1952年東京大学文学部大学院を修了後、平凡社に入社。「思想の歴史」「ドキュメント現代史」「ドキュメント昭和史」「林達夫著作集」「オーウェル著作集」等の企画、編集に当たる。編集局長、出版局長を歴任。1986年退社。以後著作に専念。とりわけ欧米中心の思想や歴史観の見直しを課題に幅広い活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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