内容説明
なぜみんな彼の言いなりになり、彼のために働いたのか…？貧しい身分から身を起こし、総理にまで登りつめた男の究極の心理術、人間操縦術実践テクニック。
目次
第１章 人を活かし、敵を活かす心理術
第２章 女心をつかみ、人をたらし込む心理術
第３章 無から有を生み出す心理術
第４章 結果を出す因をつくる心理術
第５章 逆境を跳ね返す心理術
第６章 考え方ひとつで世界を変える心理術
著者等紹介
赤塚行雄［アカツカユキオ］
社会評論家。中部大学名誉教授。１９３０年神奈川県横浜市生まれ。日本大学芸術学部文芸学科卒。日本大学大学院芸術学研究科文芸学専攻修了。東京都立大学大学院人文科学研究科文章論専攻中退。『東大新聞』の五月祭賞に第一席となり、学生時代から評論活動を始める。スタンフォード大学に留学後、日本大学助教授、長野大学教授などを経て評論家。その後、中部大学女子短期大学副学長、中部大学教授、平成１０年人文学部長。専門は社会・言語・犯罪・欲望問題など
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感想・レビュー
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手押し戦車
9
確信的な情報を得て相手に対して即断即決で返事をした方が相手もはっきりできる。返事を遅らせて何ヶ月、何年も待たせて返事がノーだと相手は生地獄となる。即判断しその場で返事を返す、しかも相手に対し更に好意な行動を起こせば喜びは倍になる。自分に非がある所を即、真摯に詫びる姿勢を持って相手と接すると良好になる。事前に相手に会う前には情報を調べておく、相手に御世話になったと思わせるくらい尽くし貸しをさりげなく作っておく、全てのことを徹底的に遂行して行くと敵もいつの間にか味方になって中立の人も引き込め心理作戦2014/03/30
Tetsu
1
たまたまこの本が目に止まり、「敵をも味方に変える心理テクニック」という副題に誘われて読んでみた。 解説されるテクニックの多くは、金絡みのものが多く、真似しようにも真似できないものが多いが、感心させられるのは人の心を掌握する力。まさに田中角栄という男は天才的人たらしだという印象。 ・（葬式とは）親を亡くし、配偶者や近親者を亡くして、本人が一番悲しんでいる。だから葬式には絶対に出席しなきゃならん。そしてできる限り早く行く。早ければ早いほどそれが誠意を示すことになる。 ・相談者にとって、イエス、ノーいずれであ2011/10/10
とも
0
田中角栄という人物の心理術に絞って描かれた本で、帯には「相手を自在に動かす恐るべき実践テクニック」とまで書いてある。 角栄氏は金権政治だともいわれるが金で総理の座まで行けるほど世の中甘くはないという所から、では田中角栄という人物が貧しい身からどうやって総理の座にまで上り詰めたのかという人物像の解説、角栄氏の金の上手い運用方法、など心理術以外の分野の解説も詳細に記されている。2011/04/25
通行止め
0
角栄のいい部分だけじゃなく汚い面もきっちり描いてくれてる。人情派でいい人だと思ってたら詐欺まがいのえげつないこともちゃっかりやってたりして。そんな清濁併せ持つとこも角栄の魅力で楽しく読ませてもらいました。政界では角栄、経済界では小佐野賢治と暗躍する流れが興味深かったです。2019/04/21
