内容説明
孫子には、戦史的な事例の引用はほとんど皆無に近い。そこで本書では、人口に膾炙した４３の『孫子』の名言をライターの井出守氏に抽出していただき、これを戦史的な事例をもって解説していただいた。
目次
第１章 知っていそうで知らない『孫子の兵法』
第２章 不敗の原則はここにあり―勝つための心構え
第３章 事前の情報収集と状況分析が勝敗を分かつ
第４章 変幻自在の戦いが勝利をもたらす
第５章 戦いに勝ち抜くためのリーダーの条件
付録 『孫子の兵法』全文（意訳付き）
著者等紹介
杉之尾宜生［スギノオヨシオ］
昭和１１年、鹿児島市生まれ。防衛大学校応用化学科卒業、陸上自衛隊、第７師団、防衛研究所戦史部を経て、防衛大学校教授。元１等陸佐。現在、グッドウィルグループ株式会社監査役。国士舘大学非常勤講師
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感想・レビュー
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YYY
1
具体的な事例と照らし合わせながら読めるのでわかりやすい。入門書的な感じです。
ジャイ
1
孫子は今もなお、世界中の指導者に支持されているんだなと思う。勝つためにも確かに大事なんだけれど、負けないためにどう考えるかということも大事なんだなと思った。時代は変わっても真理は変わらないので、非常にタメになりますな。2011/06/19
へべれけ軍曹
0
実例を挙げて孫子の兵法を解説する。解釈を拡げ過ぎと感じるところもあるが楽しめた。巻末に全文の読み下し文と意訳があるのが良い。2016/11/29
十六夜水無
0
東の孫子、西の戦争論と言われるだけあって優秀な兵法書です。 戦争論は戦術・戦法を主題にしているのに対して、孫子は戦争を回避すること・戦争なった時の戦略から説いているのが特徴です。 また、孫子の全文が書かれているので、孫子が伝えたいこともわかってくるのがとても良いです。2012/12/17
Masaki Saitou
0
またまた、いつぞや読んだ本であります。当時浪人時代に第一希望であった防衛大の教授が著者であったとあって、購入しました。現在、夢かなわず、地方私立大学に在籍しております身の上ながら、この兵法にて学ぶ事柄は多いと存じます。ちなみに、現学校にて、神が見放さなかったのか、元幹部自衛官である教授と出会い、現在師事致し、夢を果たすべく努力しております。
