- ホーム
- > 和書
- > 教養
- > ノンフィクション
- > ノンフィクションその他
内容説明
夫殺し、子殺し、保険金殺人、横領、放火、覚醒剤…カネと男のために罪を犯す女たち。刑務官にしか書けない激増・凶悪化する女囚の真実を明かす。
目次
第1章 初公開!女囚のマル秘拘禁生活―女子刑務所への道(女囚A子のその日を追う;ホント!?男と違って優遇されている女囚 ほか)
第2章 女囚たちの隠された生活―刑務官しか知らない女囚の実態(激増する刑務所人口が意味するものは;塀の中の懲りない女囚たち ほか)
第3章 知られざる女性刑務官の世界―女子刑務官の意外な生態(幹部と職員の間に流れる“深くて黒い川”;華麗な経歴をもつ女子刑務官 ほか)
第4章 伝説となった女囚たちの罪と罰―なぜ女たちは罪を犯したのか(女囚列伝(歴史に名を刻んだ女たち(江戸~昭和初期)
女死刑囚たちの罪と罰(戦後~))
男の歓心を得ようとわが子を犠牲にする女たち ほか)
著者等紹介
坂本敏夫[サカモトトシオ]
ノンフィクション作家。昭和22年生まれ。法政大学法学部中退。昭和42年大阪刑務所管理部保安課看守を拝命。以後、神戸刑務所処遇係長、大阪刑務所処遇係長、法務大臣官房会計課主任、東京矯正管区矯正専門職、長野刑務所課長、東京拘置所付法務省矯正局(監獄法改正プロジェクト)、甲府刑務所課長、黒羽刑務所課長、広島拘置所総務部長を歴任、平成6年3月まで、27年間法務事務官として奉職
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
フクミミ
13
平成14年発行なので、今は状況は少し変わっているだろう。 女子刑務所はやはり覚醒剤で収監されている人が多い。その多くが累犯なのは周知の事実。初めて覚醒剤で逮捕された場合、無駄に執行猶予などつけず、即実刑判決、それも重めで、お勤めに励んでもらった方が本人の為なのでは。それに税金が使われるのは有りがたくないけど。2017/09/30
ユー
4
母性保護の観点から、処遇が全く違う女子刑務所。でも時代背景の変化に伴って、実態は昔と比較してかなり悪化。昨今の社会情勢が、そのまま反映されてしまっています。この先も悪化の一途を辿るのでしょうか。2017/02/08
れに
3
女子刑務所内に関してのあれこれ。イラストや表もたくさんあるのでわかりやすい。ただこれを読んで犯罪などの抑止になるかと言われたら間違いなくならないと思う。自分なんかは、もし何もかもなくなってホームレスやるくらいなら軽犯罪犯して刑務所はいったほうが人間らしい良い生活できるなと思っちゃう。所々に犯罪者の手記があるが自身の不遇、不幸な生い立ちを全面にだしていて「かわいそうでしょう?だから犯罪しちゃっても仕方ないでしょう?」という同情されたい感を感じてイライラした。不遇の中でも犯罪を犯さない人はいるんですけど…?2021/11/29
wakaba
1
アングラの世界が好きなんですよ。その代表格とも言える女子刑務所。20年以上前に発行された本なので最近の女子刑務所の実態が気になる。新たに福島女子刑務所も出来たみたいだし。2024/06/29
DSS
1
★☆☆☆☆ ダメでしょう。刑務所に関する知ってることを並べてみましたって感じ。構成やら伝えたいことやら内容やら全くだめ。なにも面白くない。 挿絵や写真が掲載されてるけど,その説明などはない。 筆者の日記だった。2019/08/25