内容説明
日本国のルーツは大和朝廷に限らず、大小無数の国と部族集団にあったことは明白だ。出雲、熊曽、隼人、蝦夷、荒吐、国栖、土蜘蛛、そして鬼―日本建国の真実を明らかにするために、「正史」の歴史観に偏らず、建国の過程で滅ぼされた彼ら先住民たちの実像を探究する。
目次
プロローグ 抹殺された先住民の復権のために
第1章 神武東征の犠牲となった先住民
第2章 崇神・垂仁天皇を悩ませた先住民の神霊
第3章 景行天皇を悩ませた各地の“タケル”群像
第4章 正史の裏側に隠された古代王朝異伝
第5章 封印された先史時代の遺言
第6章 古代民族がわかる人名小事典
著者等紹介
内田由紀[ウチダユキ]
慶応義塾大学法学部卒業後、出版社勤務を経て、84年よりフリーのライターとして活躍。主に歴史と食をテーマに、国内外の紀行ルポを執筆。著書に『歴史の舞台を旅する 卑弥呼』『歴史の舞台を旅する 伊能忠敬』など。現在CSヒストリーチャンネルの「歴史ワイドショー60」にレギュラー出演中
鈴木旭[スズキアキラ]
山形県天童市生まれ。歴史分野のノンフィクション作家。専門は近世近代だが、興味が高じて古代史に越境。ピラミッド、巨石遺構(磐座)、ペトログリフ(古代岩刻文様)の調査研究に没頭。国内外を飛び歩く。著書は多数。また、CSヒストリーチャンネルの「歴史ワイドショー60」にレギュラー出演している
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