出版社内容情報
三毛猫はなぜ雌が多いのか、オッドアイはなぜ起こるのかなどの遺伝的なことから、柄ごとの特性の違いを解明しながら解説しています。猫を飼っている人もそうでない人も楽しめる楽しい「猫柄図鑑」です。
内容説明
模様のふしぎ解明。ねこ博士山根明弘氏が監修!毛柄の遺伝学、瞳の色、街ねこウォッチング、三毛猫の秘密、猫の五感、猫のルーツと歴史ほか。中村保一氏が案内する、猫の日本史&三毛猫遺伝子のミステリー。バッグに収まるコンパクトサイズで、猫の観察にもぴったり!YouTubeやSNSの人気猫も登場!
目次
1 日本の猫の毛色(日本の猫の毛色;猫と学ぶ遺伝子の基本 ほか)
2 猫柄図鑑(黒三毛;キジ三毛;黒キジ;茶キジ;サビ;ブチ;白;黒)
3 街ねこウォッチングのススメ(「街ねこウォッチング」って?;街ねこウォッチングの必携アイテム ほか)
4 猫のルーツと日本猫の歴史(猫のご先祖様;人類との出会いと家畜化のはじまり、そして愛されるペットへ ほか)
著者等紹介
山根明弘[ヤマネアキヒロ]
1966年、兵庫県出身。九州大学理学部卒業。理学博士。国立環境研究所、京都大学霊長類研究所、北九州市立自然史・歴史博物館(いのちのたび博物館)などを経て、西南学院大学人間科学部教授。猫の島として知られる福岡県の相島で、7年間に渡って猫のフィールドワークを行い、その生態を研究する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
163
ねこ博士こと、山根明弘先生が全面監修の猫柄図鑑を読みました。 色々と法則はあるみたいにゃけど、難しいにゃあ(=^・^=) 昔、家で飼っていた猫は黒キジでした。 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000386.000041489.html2023/03/03
さつき
80
猫の毛色の遺伝について、どんな親からはどんな子猫が生まれやすいかなど面白かったです。私の住んでる地域には野良か半野良猫が多いんですが、この内容をふまえると猫同士の血縁関係を類推できて楽しくなりました。2024/02/13
aisu
18
猫の毛並みを遺伝子で説明。かなり詳しく丁寧に解説されていると思うが、読んでいるそばから忘れる。ちゃんと頭に入れば、あの母と父からはこういう子が生まれると言えるようになれそう。猫のイラストや写真が可愛く、一口コラムも面白いので読み進められた。後半は街猫ウォッチングや猫のルーツや歴史。日本の猫が平安時代からいたという説が弥生時代からに決定的に書き換えられたのは最近の2011年だそうで、一方、三毛猫の謎もまだ全ては解明されていないそうで、これからの研究が楽しみです。猫の遺伝子の解明は人間の病気の研究にも役立つ。2023/03/15
宇宙猫
15
★★★ だいたい知ってる内容。でも、猫の本はつい読んじゃう。2023/06/30
のりのり🍳ぽんこつ2𝒏𝒅
15
猫の毛柄はどのようにして決まるのか、8つの遺伝子の特徴とその組み合わせで表れる毛柄、それぞれの毛柄の親から生まれる可能性の高いベビーの例がイラストで分かりやすくまとめられていて興味深かった。また、その事例のカワイイ猫たちの写真がよい。保護したウチのミントくんの親ははっきりしないのだけど、この本を読んで、ルーツとなる両親の柄がだいたい分かった!お腹が白くなる遺伝子が優性なので、親は白多めのキジブチか?、てことは、時々近所で見かけてたあのオス猫がやっぱお父さんだったっぽい。茶トラにはメスが少ないんだね、へぇ〜2023/06/04