内容説明
時を超えて読み継がれる不朽の名作。人々を惹きつけてやまない光源氏の魅力と『源氏物語』の世界がまるわかり!
目次
序章 平安文学の金字塔『源氏物語』の楽しみかた
第1部 光源氏誕生~青年期(桐壷の巻―悲恋の両親と悲しき若宮;帚木・空〓の巻―中流貴族の人妻との関係に苦悩;夕顔の巻―人知れぬ恋の悲しい結末 ほか)
第2部 光源氏晩年(若菜上・若菜下の巻―光源氏の若い新妻;柏木・横笛・鈴虫の巻―不義の子の誕生と柏木の死;夕霧の巻―思いどおりに行かない夕霧の恋 ほか)
第3部 光源氏の子孫たち(匂宮・紅梅・竹河の巻―好対照の美しい二人の若者;橋姫・椎本の巻―匂宮・薫と宇治の姉妹の姫君;総角の巻―匂宮と中の君の多難な結婚 ほか)
著者等紹介
高木和子[タカギカズコ]
1964年兵庫県生まれ。東京大学文学部卒業。同大学院博士課程修了、博士(文学)。関西学院大学文学部教授を経て、東京大学大学院人文社会系研究科教授。平安文学研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kurara
37
★3.5 昨年読了済み年越し感想登録。 今年の大河ドラマの予習として読んでみました。図解と相関図で分かりやすく説明されてる。女性の筒がなさの反面光源氏ってなんてなんて女好き。どのように大河にしていくのか楽しみ。【24.1】2024/01/05
misalyn
15
『光る君へ』に刺激されて源氏物語に興味を持ちつつも複雑な人間関係(恋愛関係?)になかなか読み進められず…あらすじだけでも理解しようと手に取った本。あらすじとは言えやっぱり入り乱れた人間関係😅 差し込まれた相関図を何度も見返しながらやっと読了 「あさきゆめみし」も残り2巻、明日からの宇治詣でにも持って行くし…まだ手放せません🤭2024/12/15
えつ
10
Kindle Unlimitedにて。全体的に紫色でちょっと読みにくさがあったかも。内容は分かりやすいと思う。イラストは可もなく不可もなくって感じ。タイトルには“眠れなくなるほど面白い”ってあるけど、読みながら睡魔に襲われたことはここだけの秘密にしておこう。2025/01/28
河合奈緒美
3
非常にわかりやすく解説してありましたが、多少の基本知識は必要かと。源氏のめくるめく恋でお腹一杯であります。 恥ずかしながら高校時代、理系だった私。古典にギブアップで悪戦苦闘していたおり、嫌いな古典の先生が、源氏物語に目を白黒させていた私に、言ったっけな~。『この作品をプレイボーイがただあちこち浮名を流しているだけの話だと思ったらとんでもないんですかんね?』って。うんうん、わかりましたとも。まじ眠れなくなるほど面白いわ!ばっちり予習して、もぅ一回あの頃の授業に戻って古典の先生に質問攻めしてやりた~い!(笑)2023/05/01
bibliophile_k
2
『源氏物語を知っていますか?』をよんだあと、もう少し流れを理解しようと思って購入。少し思っていたのとは違って、ある意味いい復習にはなったが、もう少し相関図的なものが欲しかった。(相関図は3部に分けて載っているが)とにかく長い物語なので、一度にすべての人間関係を理解しようとするのが無理なのかもしれない。本書は、物語の流れというよりは、源氏物語の書かれた背景や当時の行事や服装、調度、位の制度や建物、その他の文化的な知識を得るにはとてもいい本である。物語の流れももちろん乗っているが、とても大まかである。2025/04/14
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