内容説明
人の心を守るための学問「臨床心理学」。さまざまな症例・支援・考え方を知ることで、“心の問題”との向き合い方がわかる。
目次
第1章 臨床心理学と公認心理師(人間の心を守るための“臨床心理学”;あらゆる心理学を駆使して心の問題を解決;日本初となる心理職の国家資格“公認心理師” ほか)
第2章 子どもが抱えやすい心の問題(発達障害は生まれつきの個性や特性と考えるべきもの;知的能力障害(ID)
自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害(ASD) ほか)
第3章 大人が抱えやすい心の問題(統合失調症(SZ)
双極性障害(BD)
うつ病/大うつ病性障害(MDD) ほか)
著者等紹介
湯汲英史[ユクミエイシ]
公認心理師・精神保健福祉士・言語聴覚士。早稲田大学第一文学部心理学専攻卒。現在、公益社団法人発達協会常務理事、早稲田大学非常勤講師、練馬区保育園巡回指導員などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Lagavulin
3
こういう症状に悩んでいる人がいることを心に留めておかないといけない。自分と全く違う脳の特徴を持っている。読みながら思い当たるふしもたくさんあった。言動に気を付けないと。2024/03/10
そちゃ
1
心はこの症状にはコレという確定がないから曖昧さは残るけど、それでも確かに一定の症状はあるし、それなりの対処法もある。誰しも起こりうるからこそ、こういう分野を義務教育で学べればいいのにと思う。2025/07/20
kee
1
自分もこどもの頃にこの本に出会えていたら公認心理師を目指してたかも、まあ2017年新設の資格だから無理なんだけど。内容の多くは病や障害の説明。聞いたことのある名前ばかりで、知りたかったことが記されていた。性同一性障害といわれてたけど今は性別違和と呼ばれるらしい、最後に記述があるが時代も変わるしこころも変わる、変化は受け入れようとしなければ受け入れられないよね。2025/06/22
Nori
1
あとがきに、支援者は「相手のことを理解しようと思わなければならない」「心の問題を抱える人にとっては、自分の話を聞いてくれる人がひとりでもいると心強いのです」とある。クライエント本人が、この支援者は私のことを知ろうとしてくれている、話をきちんと聞いてくれている、そう感じられたとき、初めて本人の心の扉は開き、支援者は本人の心の内をより詳らかに観察し、把握して、本人と共に伴走することができるのだろう。/ASDは①社会的コミュニケーション障害②限局された反復的な行動が障害特性。何に困っているのかにフォーカスを。2023/11/03
冬道
1
近頃、よく取り沙汰される発達障害のことが、よくわかる一冊です ASD、LD、A DH Dなど、その特性や対応等について書かれています2023/04/22