出版社内容情報
色仕掛け、数学の応用など、植物のたくみな戦略を徹底解説。図とイラストで、ひとめで植物の生態としくみがわかります。
内容説明
色仕掛け、数学の応用など植物のすごい戦略を解明!
目次
序章 思わず引き込まれる植物の世界ランキング
1章 知らないと損する?身近な植物のすごい「才能」
2章 今さら人に聞けない植物の「基本」
3章 見た目が9割?植物の「形」と戦略
4章 毎日がサバイバル 植物の「環境」活用法
5章 すべてはごちそうのため植物と「光エネルギー」
著者等紹介
稲垣栄洋[イナガキヒデヒロ]
1968年静岡県生まれ。静岡大学農学部教授。農学博士、植物学者。農林水産省、静岡県農林技術研究所等を経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えっくん
26
★★★☆☆ソメイヨシノはなぜ一斉に咲くのか、なぜスイカはカボチャの根で接ぎ木して育つのか、樹木はどうやって地中から水を高いてっぺんまで吸い上げるのか…といった植物に関する不思議さを見開き図解で解説しています。植物は季節や昼夜を感じることのできることや、自らの葉で温室を作りその中で花を咲かせるレウムノビレ植物の話も興味深いです。本書の監修者の執筆本は何冊か読了しており、文学的な表現で感銘を受けた書籍が多いですが、本書はあくまで監修という立ち位置ですので、今ひとつ引き込まれる要素が足りなかったという印象です。2022/01/09
Syox
16
世の中にはまだ知らない植物が沢山いるんだと思わされました。 植物の成長のスピードや環境に適合する能力の高さに驚かされました。2024/05/24
Yuuki.
8
浅く広く、素人でも分かりやすい程度に専門的に、植物に関する様々な事柄を解説してくれていて面白かった。光合成の話は文章だけだと理解が追いつかなかったが、図解があるので分かりやすかった。カフェインの話とラフレシアの話が特に印象に残り、人に話したい豆知識となった。2024/09/22
ıɯɐɯɐ‾oʇɐs
4
雑学本として流し読みました。既知のものを延長・増やすための本。活動の激しい動物の研究というのも難しそうだけど、その場から動かない植物の研究というのもまた別な大変さがありそうです。難しい原子分子の働きはさておき、植物の働きや活動の仕組みがわかりやすく書かれていることは実はものすごい観察と研究の成果なのだろうと思います。■ところで、酸素の少ない地球を作り変えた植物たち。この環境の変化によって生物の進化に影響をあたえたわけだけれど、これもまた環境破壊といえるのかもなぁ、とぼんやり考えていました。2022/06/04
一条
3
冒頭の「植物は逆立ちした人間である」という記載から既に深く考えさせられ一気に引き込まれた。植物の世界は奥が深すぎて知らないことばかりなのに知ると面白い話ばかりだなと本当に思う。植物ってオブジェクト的な物のイメージが強かったけどめちゃめちゃ生命力に溢れていることが分かった。環境に適応して進化したり逆に棲む場所を移したりするところは凄く動物的だとおもう。一方で人工的な品種改良も植物ならではの面白い要素で特にアジサイの話が一番目から鱗だった。2021/09/25
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