出版社内容情報
憲法の全体像が一望できる、コンパクトなテキスト。立憲主義の歴史から説き起こし、憲法のしくみを独自の視点で整理、背後にある理論と法体系を明解に解説する。最新判例・重要論点を網羅し、話題の憲法問題もカバー。新しい時代に生きる学生、社会人必携の1冊。
内容説明
明解な理論と体系だった解説。新たな時代のスタンダードテキスト!憲法のしくみを独自の視点で整理し、背後にある理論と体系を明解に解説する。話題の憲法問題や最新の重要判例もカバーした、充実の1冊。
目次
第1編 憲法序説(主権国家と立憲主義;西欧における立憲主義の歴史 ほか)
第2編 憲法総論(日本国憲法の国内的正統性;日本国憲法の国際的正統性)
第3編 憲法が保障する権利(憲法が保障する権利・総論;憲法が保障する権利・各論)
第4編 統治機構(統治機構・総論;統治機構・各論 ほか)
第5編 憲法の変動と保障(憲法の変動)
著者等紹介
木村草太[キムラソウタ]
1980年神奈川県生まれ。現在、東京都立大学大学院法学政治学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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261bei
1
憲法24条関係の記述の進展ぶりや、表現の自由に関する文化助成の記述などは、新しい(改訂ではない)教科書ならではだろう。アメリカ伝来の違憲審査基準論とドイツ伝来の比例原則審査を接合しようという試みは面白い。強引な気もするが(確か『憲法の急所』に対する長谷部恭男の書評で言われていたはず)。初心者と上級者の両取りを狙っているとのことだが、ページ数を圧縮するためにあまり説明なしで結論に行く傾向があるのが気になるが、教科書作成上のジレンマで致し方ないとも言えるだろう。2025/03/11
沖縄電鉄社長
0
21世紀になってから東大出版会が刊行した主要な法律の教科書の中では一番新しく(遅く)、一番コンパクトな一冊。コンパクトではあるが、主要な論点は網羅されている。2025/04/15
H’s
0
The book is an easy-to-read introductory text, with a concise writing style, a focus on definitions, humorous examples, and clear references to established theories.2024/11/03