出版社内容情報
食べ物を飲み込む力(嚥下機能)は、40代から衰え始め、食べ物が気管や肺に入り(誤嚥)、肺炎を起こす原因となる。本書では、飲み込む力を鍛えるトレーニングを図解でくわしく紹介、力の低下予防に役立てる。
内容説明
のど、舌の体操・トレーニングをイラスト紹介。あなたは大丈夫?「飲み込み力」セルフチェック付き。
目次
第1章 むせないで食べたり飲んだりできていますか?
第2章 急増している誤嚥性肺炎はなぜ起こるのか?
第3章 「飲み込み力」がアップすれば寿命はどんどんのびる
第4章 口腔ケアは嚥下障害の予防に欠かせない
第5章 誤嚥を遠ざける食べ方のルール
第6章 意外に知らないのどの大疑問
著者等紹介
稲本陽子[イナモトヨウコ]
藤田保健衛生大学医療科学部リハビリテーション学科准教授。医学博士、言語聴覚士。南山大学外国語学部英米科卒業。日本聴能言語福祉学院聴能言語学科卒業。刈谷豊田総合病院リハビリテーション科勤務後、米国Johns Hopkins University,Department of Physical Medicine and Rehabilitation留学。藤田保健衛生大学大学院医学研究科修了。専門は、リハビリテーション医学、摂食嚥下、言語病理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Tui
31
誤嚥性肺炎のメカニズムが、豊富なイラストと噛み砕いた表現でとても分かりやすく書かれています。現場や勉強会での説明に活かせそうなネタ集として読みました。唾液1ml中には1億個の細菌がいる。口の中には600〜700種の細菌が存在している。飲み込みを行う回数は1日でおよそ600回。こういう数値データ、いいですね。嚥下に関わる仕事に就いて10ン年。関連書が増え誤嚥性肺炎の分野も進化したなあと感じます。でも、リハビリ手技の信頼性や妥当性についてはまだまだ。私自身も現場に教えてもらってばかりの日々です。がんばろっと。2019/01/27
s_n
2
仕事関連。昨年売れた某書に乗っかる形なんだろう、言語聴覚士による誤嚥性肺炎予防本。読みやすくてよいし、当事者や患者家族にオススメ出来る。2018/05/20
kurumi
1
肺炎を起こすほどじゃないけど、喉が衰えてる気がしたので鍛え方を知りたくて。うつむくのを顎下から持ち上げる。おでこでもよい。2017/12/06
航輝
0
図書館本