内容説明
本書で紹介するリストランテ「ダル・ペスカトーレ」は、北部ロンバルディア州の東、マントヴァ県カッネート村にある。マントヴァは古代から開けていたが、とくにゴンザーガ家が治めたルネッサンス時代に文化芸術の最盛期を迎えた。その華やかだったゴンザーガ宮廷の食文化の流れと、この周辺の農家の料理が融合したものがマントヴァ料理のベースになっている。地元で豊富にとれる川かます、うなぎなどの川魚や、かぼちゃを使った料理が有名で、また小麦粉を卵で練った多彩な手打ちパスタも特徴のひとつである。本書には、そのオーナ夫妻のメッセージが込められた「現代のマントヴァ料理」―イタリアの最高峰にのぼりつめた郷土料理の粋が集められている。
目次
前菜―ANTIPASTI(小魚のカルピオーネ、オレンジ風味;なすとトマトのコンポジション、ウンブリア産のエクストラ・ヴァージン・オリーブ油 ほか)
パスタ・リゾット―PRIMI PIATTI(野菜入りのビゴリ;4種のチーズのトルテッリ ほか)
魚料理・肉料理―SECONDI PIATTI(川かますのマントヴァ風ソース;うなぎとグリーンピースの煮もの、ポレンタ添え ほか)
デザート―DOLCI(アマレッティとエスプレッソ風味のドルチェ;2色ビスケットのサラミ仕立て、ヴァニラソース添え ほか)
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