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出版社内容情報
誠の旗印のもとで、幕末を駆け抜けた「新選組」!だが規律、武士道を尊ぶ傍ら、数多の内部粛清を行った闇も確かに存在した―。監察方の山崎烝と林信太郎の二人が、誠に背く士道不覚悟の隊士を粛清する!人間の深淵に触れる、業深き「闇」時代劇!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Die-Go
34
新選組において死亡した隊士のうち、実は内部粛清の者の方が思いの外多いとは有名な話。その一人一人の最期を、監察方の山崎丞と林信太郎の目を通して描く。上手い解釈をしてるし、話の持っていき方も上々。★★★★☆2023/02/14
へいすけ
6
新選組と長州の争いなどはなくひたすら内部粛清の話、1話完結で読みやすい。 山崎烝があの有名作品のスケキヨさんみたいでめちゃくちゃ怖いw 粛清される隊士は名前は新選組マニアの私は聞いたことあるけど新選組に詳しくない人は多分知らない人が多いかと。 人斬り大石鍬次郎、良い奴だった…基本粛清される側も藤堂平助の部下2人以外はいいひと。 怖い山崎烝の外見と青年誌らしく残虐な絵も多いが藤堂平助と沖田は美形に描いてくれてると思われます。 そして部下2人はものすごいクズなのに全然疑ってない平助…人が良くてかわいい。2023/03/21
やすとみくろ
4
新選組隊内の粛清に焦点を当てた研究論等はあったが、漫画では初だと思う。また監察の山崎が主役のものはあったが、林信太郎が主要人物となる作品も初な気がする。作画は上手いけど、表紙の印象よりは個性が強め。この巻の各話で取り上げられる隊士は、新選組に詳しければ殆ど有名な隊士ばかりだが、解釈や話の作り方がなかなか面白い。中でも葛山武八郎は結末もそこまでの流れも好きだった。吉村貫一郎の話は好きだが、これも創作である以上、最後の文はいらない気もする。個人的には「局中法度」ではなく「禁令」としたのは高評価。2023/01/27
ゆぅ
2
一話完結、監察方・山崎さんと林信太郎を軸に進むお話。一話でひとつ粛清。面白い!!ややエログロ気味なので苦手な方はご注意を…。山崎さん凄くいいキャラで癖になります。土方さんもかっこいい!2023/12/27