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出版社内容情報
助教授;刑事;ゴラク;都伊カオル;富田童子
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
44
遊戯を学問する戸村准教授が関わる幾つかの事件。いやあマニアック。でも学問てマニアックなものだよね、興味ない人には響かないけど、戸村准教授は響かせてくれます。古代エジプトから靴飛ばしまで、研究素材に貴賤なし。いい話に寄ると見せかけて、よく考えてみると全然良い話なんかじゃない辺り、クセは強めです。ニヒルに見えていた司京子刑事が次第にアウトローになってきたり、一番影響を受けそうな巻田巌刑事が微塵もブレない辺りも匙加減が絶妙です。この漫画、どこへ向かうのだろ?気になるので2巻へ向かいます。2023/10/04
RIN
17
BL作家とは思えない独特な絵を描かれる富田先生の暗黒遊戯本。他の方も仰る通り、岸辺露伴が好きならきっと心惹かれる作品かと思う。墨色のトーンが多用される世界は薄気味悪く、絶望した顔や無惨な死体描写が非常によく馴染む。灰汁の強い戸村助教授と熱血漢な巻田刑事、惚けた司刑事のズレた会話がこの妖しくコワ面白い作品を成立させている。この巻で特に好きだったのは『地蔵遊び』。『鬼ごっこ』の裏技がすイエんサー参照なのには笑った。伊藤潤二推薦ってだけで癖の強さが分かる本作。因みに伊藤潤二作品で1番好きなのは『首吊り気球』。2022/05/13
緋莢
9
「いついかなる時代でも〝遊戯”は人々の生活に欠かせないものであったし――遊戯具には人類の英知が詰め込まれているのだ」山中で発見された男の死体。既に白骨化していた男の身元は、行方不明になっていた某銀行の頭取のものと判明。骨の中に山羊の骨が混ざっていたことから、警察は遊戯史学の准教授である戸村にアドバイスを求めて… 「川島・山内のマンガ沼」で紹介されていて興味を惹かれた作品。白骨死体に山羊の骨という導入からワクワクさせられる1話だったのですが(続く2024/12/04
祐樹一依
3
【○】2025/01/11
金色
2
漂う昭和感。 ハンティングは憂国のモリアーティみたいだよ。2022/07/10
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