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内容説明
施設育ちの孤児智彦は、東京にこそ、自分の夢を叶えてくれる何かがあるのではないかと胸ふくらませ、上京する。しかし、智彦を待っていたのは、テレビで流れる華麗なる東京ではなく、日雇いの惨めな生活であり、都会の裏通りのすえた匂いであった。スリ、ナンパ、クラブ通い…、お定まりのように身を持ち崩してゆく智彦の前に、ある日、美貌の紳士が通りすぎる。彼の名は、徳永公彰。金持ちの女たちを狂わせる、超一流のホストだった―。
著者等紹介
秋月こお[アキズキコオ]
7月2日生まれ。熊本在住。『富士見二丁目交響楽団シリーズ』『テンペラ愚連隊』等、芸術界を舞台に描いた傑作シリーズで、読者の心を掴んで以来、驚くほど多様な執筆活動を展開し続ける人気作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雨蛙
8
吸血鬼ものです。主人公は人間です。15歳だから仕方ないと思わないとあまりにも軽率で頭の悪い行動にイライラさせられます。こんな主人公のどこを気に入るのか知りたくて読み続けた感じです。2017/06/27
レイタ
1
ルビー文庫を再読。吸血鬼ホスト×孤児院育ち。大昔のジュネだけどどこにも全くついていけなくて読むの時間かかった。気持ちEだろ?など笑えるが。フジミ以外の受けは…やっぱり悲惨だった。六本木でコソ泥やった挙句黒人複数とか売りとか。エグい。岡惚れしてた吸血鬼の攻めに拾ってもらった後は、人のお金で女も男も遊び放題とか…なんやこの受け!?(驚愕)最後は攻めと和解愛の飢えに気づく。ホストだとショックで荒れるのに高級ホストだといいのか。……昔の少女はこの子にどうやって感情移入するんだ。全てがエキセントリックすぎませんか…2017/01/20
ななか
1
☆7つ(10段階) <あらすじ>施設育ちの孤児智彦は、東京にこそ自分の夢を叶えてくれる何かがあるのではないかと胸ふくらませ、上京する。お定まりのように身を持ち崩してゆく智彦の前にある日、美貌の紳士が通りすぎる。彼の名は徳永公彰。<感想>とても素敵でした。耽美です。徳永公彰はキングとして君臨する超一流ホスト・秋人。吸血鬼であることの悲哀を滲ませる姿が物悲しい。智彦が軽率でおバカすぎて正直嫌ですね。けれど色々悲惨なめに遭いつつ公彰と暮らす内、彼の心を理解し、成長していく…という設定なのでしょう。 2013/01/24
緑茶
1
【★★★★☆】挿絵のせいか、物凄く昔に発行された書籍かと思いきや、割と最近でした。主人公の年齢が15歳だから仕方ないと言えば仕方ないのですが、主人公の行動にイライラさせられる部分もありましたが、想像していた内容よりも面白かったです。野良猫として見ると凄く可愛くうつる不思議。泣ける部分もあって中々良かったと思います。2011/03/08
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