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内容説明
妹は兄を愛し、兄の恋人・春樹を憎んだ。禁断の愛はもつれにもつれ、妹は死に、兄は日本を離れ、狂気と混乱の中にたった一人、春樹は置き去りにされた―悲鳴と裏切りの果ての哀しい愛を語り尽くし、発表されるや、たちまち少女たちの心をふるわせた青春の名著が、完全復刻。
著者等紹介
野村史子[ノムラフミコ]
1950(昭和25)年12月5日生まれ。大阪在住。数本の作品を「小説June」に発表したのちに、絶筆した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みなと
4
最後までけっこう淡泊なまま読んできて、それで、「薔薇はもう来ない」の最後の二文を読んで、なんで私こんなに泣いてるんだろう。もうこの雰囲気たまらない。2010/11/20
サクサク@
2
再読。涙無しには読めません…。中学生の時初めて読んで「うああぁ」と思ったけど何度読んでも「うああぁ」ってなるね(笑)これだからJUNEが大好きです。2011/01/08
mahamu
2
高校生時代、中古本50円セールに置いてあって読んだ作品でした。中に収録されている「薔薇はもうこない」が当時は衝撃的で、速攻捨ててしまったもののずっと心に残っていたので再読の為に購入(定価で)。JUNE小説史上最高傑作と言われた作品ですが、今見ると時代の流れを感じずにはいられないものとなっています。面白さは不滅ですが。
とらりん
0
時代を感じさせる小説だなあ、と思いながら一気に読み、救いのあるラストにほっとしたところで、少し間を開けるべきでした。並録の「薔薇はもうこない」のドロドロかつ血みどろさ加減にゲンナリ。バッドエンドって、やっぱ苦手だわ。2016/11/03