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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
澤水月
10
高港基資マンガのファンとして。「脚立」描写気味悪い…轢死者視点と体験、水死者のゴア描写恐ろしい。カッパは多指、思春期前の未発達な男児に漂う仄かな官能が郷愁際立たせる。原作者扱いは前巻に続き最高2020/06/02
hannahhannah
8
強力タッグによる第二弾。今回も猟奇的でエグい話をスモウ・レスラーのようにぶちかましてくる。死者も怖いが生者もエグいわ。生者の暴力性が強烈。高港基資お得意の黒髪女のテンプレホラー顔もしっかりと炸裂していた。2019/11/28
Fumitaka
2
もちろん外園昌也先生の原作があって作られてるわけですが、高港基資先生の絵は肉体的な恐怖を表す力があると思います。冒頭の団地の話の感じ悪い爺さんから、微妙にいそうな雰囲気のある踏切自殺したと思しき幽霊の色っぽい雰囲気から手足のない異形の姿。そして話を追う編集者の感じる「痒み」。つかみは完璧。工事現場と脚立人間に変えられる生田さんの話、実に嫌な見た目だ。溺死者とエビの話、インパクト強い。六本指の河童の話、この「河童」は怖い。お盆の海の話。妊婦もいるのか。老人ホームの話。悪意が魔物を生む。あとがきに座敷牢の話。2021/02/25