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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
もんらっしぇ
54
積読解消。かつてなかったかも?の面白い切り口。新聞記者が作家の食事を特集した記事を書くことになり、明治~昭和期の夏目漱石、正岡子規、樋口一葉、永井荷風、芥川龍之介、太宰治といった誰しもが名を知る文豪の「食」を調べ辿っていくさまを描く漫画&写真付きコラム。先ずはちょっと版画っぽい独特の雰囲気のある絵が楽しいです。一番印象に残ったのは子規。食事や排泄の記録を事細やかに残していた彼。それは病で死期が近いことを悟った自分の生きる証だったのでしょうか。生きることは食べること。食の実感がまさに生きていることそのもの…2021/12/21
河瀬瑞穂@トマト教司祭枢機卿@MMM団団長
26
このテーマで、池波を取り上げなかった心意気が素晴らしい。グルメガイドでなく、ちゃんと文豪の姿に迫ろうとしているのも素敵。素朴な絵柄がまた良し。これは良書。個人的には永井荷風のエピソードがぐっと来ました。「何事もなく繰り返される日常」は、この上なく心地よいものなのです。2013/07/30
てつ
15
文豪のプライベート探索。ちょっとした雑学にもよい。2015/01/17
歩月るな
14
ちゃんと残ってるんだなあ。すごいね。お力さんの話はきゅんとくる。太宰って、酔わないと人と喋れない人ってイメージ強いんだよなぁ。サービス精神なのかもしれないけれど。そう言う酒はやっぱりおいしくないかもしれない。味を考えている余裕なんてないんだもの。2014/06/09
Tommy おぢさん
13
ほうほう!テレビ番組になっていたのを後追いで購入した本。コミックだと思ってバカにしていた部分があったのかも知れないが、なかなかに内容が濃く、予想以上の読み応えがあった。正岡子規、樋口一葉などは名前は知っているけども、作品を一冊の本で読んだことがないなぁ。夏目漱石は読んだけど、中高生のころで、何十年前かな?と思いながら、興味深く読ませて貰った。文中に出てくる名店を訪ねてみたいと思うと同時に、文豪と言われた作家の作品も今一度読んでみたいと思わせた作品。ネットで購入2nd。評価:☆☆☆*★(☆3.5)2014/08/17