内容説明
激しい風の吹きすさぶ荒野の屋敷「嵐が丘」。その主人に拾われたヒースクリフは、屋敷の娘キャサリンといつしか魅かれあうようになる。だが、キャサリンと名家の子息との結婚話を知ったヒースクリフは、絶望に打ちひしがれて消息を絶ってしまう…。二つの家族の二世代にわたる愛憎を描いた、究極の恋愛劇を漫画化。
著者等紹介
ブロンテ,エミリー・ジェーン[ブロンテ,エミリージェーン][Bront¨e,Emily Jane]
1818-1848。イギリス出身の小説家。姉のシャーロット、妹のアンとともに「ブロンテ三姉妹」と呼ばれる。牧師の娘として生まれ、様々な空想物語を作りながら子供時代を過ごす。28歳の時に三姉妹共同で詩集を自費出版し、翌年、唯一の長編小説『嵐が丘』を発表。人間の愛憎を極限まで追究した高度の芸術作品として、イギリス文壇に多大な影響を与えた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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なかしー
36
文庫の方でとんちんかんだったのでまずはマンガから。 人間関係や話の大筋が分かりやすく読めました。再度文庫にトライしたい。2019/05/11
ちはや
7
【KU】うわぁ、、、ヒースクリフ、こじらせすぎだわ。。。嫌いな展開ではないけど、こじらせすぎててあかんやつや。2016/12/07
白義
5
マンガで要約ということで、なんとなくそんな気はしたがロックウッドさんの登場はなし。家政婦の語りを聞くロックウッド、という少し距離をおいた構成がこの激しい物語に雰囲気を与えていると思ったので残念さもなくはないが、ドストエフスキーでもよいコミカライズを見せてくれただけあってこれも悪くない。ヒースクリフの狂人そのもののような激烈さ、全ての復讐を成していくドロドロと終わりに近づきつつある場面での一周過ぎた晴れやかさ、雰囲気はよく出ている。これも結構登場人物がややこしいと言えばややこしいのだけど混乱させないのが流石2017/07/27
DonaldTrump
4
マンガで名作とか、この本のシリーズは荒すぎる。筋だけわかればいいなんて野蛮。改めて、手持ちの、角川文庫クラシックスから出てる、嵐が丘を読むことにする。2010/04/20
千木良
2
この… 嵐が丘の主人の 気まぐれとも 言える慈愛が… …やがてこの家を 憎しみと悪意で塗り つぶしてゆく―――2015/05/06