内容説明
高級官僚カレーニンの妻として、何不自由のない暮らしを送っていたアンナ。しかし、青年将校ヴロンスキーの情熱に強く惹かれ、激しい恋におちてゆく。ひとり息子への愛に苛まれながらも、「真実の愛」を求めるアンナ。その先に待ち受ける運命を知る由もなく…。文豪トルストイの壮大な恋愛・人間ドラマを漫画化。
著者等紹介
トルストイ,レフ・ニコラエヴィチ[トルストイ,レフニコラエヴィチ][Толстой,Л.Н.]
1828~1910。ロシアの小説家、思想家。19世紀を代表する文豪のひとり。地主貴族の四男として誕生。大学を中退後は放蕩生活にのめり込むが、従軍を機に処女作『幼年時代』などを発表。作家として成功を収める。代表作は『アンナ・カレーニナ』、『戦争と平和』、『復活』など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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白義
9
あらすじはおおまかにはこの通り、らしいが何とも奥様向けの昼メロドラマというか、絵柄から何から何までおばちゃん臭がするのはどうしても否めない。読み捨てレディースコミックみたいな世界観というかその原型か。主人公のアンナ・カレーニナも物凄く困った人なのは確かなのだが長大な原作で細密に描写されているはずのものをカリカチュアしたような印象がある。意外とコミカライズ担当者による当たり外れが激しいシリーズのようでカラマーゾフの兄弟なんかはかなり秀逸なイメージだったが、本書はあくまで話を抑えるためのものという読後感である2017/08/15
yk
3
アンナは罪深いね〜。めちゃめちゃ悪女に描かれてます。真実の愛を求めるとありますが真実の愛を求めてるようには見えませんでした。2019/02/04
hr
3
外国の文学を読むと、人間どこでもよく似たことで悲しんだり苦しんだりしていることを確認できる。ま、これはマンガでダイジェストだけど。原作には、アンナの気持ちの細やかな描写がもっと豊かに書かれているのだろう。2017/10/30
die_Stimme
2
とりあえずあらすじは分かった。気になったのは、ヴロンスキーの行く末、アレクセイの宗教観(信心深いようす)、アンナの宗教観(旧来の枠に留まらない)、など。2021/05/08
しかさん
2
愛で人は狂っちまうんだなあ。2016/10/02