内容説明
徳川家康の波乱の七十五年を支えつづけた男たち―。酒井忠次、本多忠勝、大久保忠隣、金地院崇伝、林羅山など、徳川三百年の礎となった十八人のブレーンの生きざまとその活躍を描く。
目次
第1章 少年時代の擁護者たち(鳥居忠吉と三河譜代衆―若き家康を支えた股肱の臣)
第2章 青年家康を支えた武功派家臣団(酒井忠次―徳川軍事体制の牽引者;本多忠勝―家康にすぎたる猛将;榊原康政―智勇兼備の軍団参謀;井伊直政―赤備を率いる外人部隊長;石川数正―秀吉のもとへ逃亡した忠臣;服部半蔵―暗躍する影の軍団長)
第3章 能吏・智将たちの台頭(本多正信―智略にたけた家康の大番頭;大久保忠隣―最後の武功派譜代;大久保長安―猿楽師あがりの錬金術師;伊奈忠次―篤実・無事の名農政家;板倉勝重―才徳兼備の名官僚)
第4章 暗闘する幕閣の黒幕たち(本多正純―幕閣体制確立の黒幕;金地院崇伝―法衣をまとう絶体支配推進者;南光坊天海―善玉の役割を老獪に演じた怪僧;林羅山―封建教学の確立者;茶屋四郎次郎―徳川家隆盛に賭けた三代の政商;土井利勝―三代に仕えた治国の賢臣)