内容説明
遺跡に託した古代人の驚異のメッセージを解く。
目次
序章 人類の歴史は太古のマスター・プランに沿ってつくられてきた
第1章 『記・紀』『万葉集』はシステマチックな暗号の書だった
第2章 益田岩船が明かす、天皇陵と都をつなぐ驚異の暗号
第3章 いま、石宝殿が古代史の謎と驚異を解明する
第4章 前方後円墳に導かれて“神石”を発見した!!
終章 日本の遺跡が語る海外遺跡の謎
感想・レビュー
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キー
10
1992年から2000年に、四冊の著作がある著者の、これが最初の著書。 古墳や巨石、神社の地理的な配置に、古代人の意図的な配置を見いだしていく著者の推理に圧倒されます。 前方後円墳の、円部と方部の長さの比率、長径の方位などから、三角関数と方程式を使って関係性を導いていくのですが、それだけではなく、『万葉集』の構成や文字の使い方に論拠を求めるという、理数系と文系を融合した推理が実に見事。 前方後円墳の表・図面、著者が矢印や数字を細かく書いた数多くの地図。著者の細かすぎるこだわりに、楽しさを感じましたよ。2019/03/06