内容説明
筆者は、意義と限界、方法論的特徴を踏まえつつ、10数年かけて、教師の授業力量形成に関する研究に取りくんできた。本書は、現時点における研究の成果を整理し、世に問うためのものである。
目次
授業研究と教師教育の連結
第1部 若手、中堅、ベテラン教師の授業力量の差異点とその形成の段階性に関する基礎的・記述的研究(若手、中堅、ベテラン教師の授業力量の差異点;初任教師の授業力量形成過程;中堅・ベテラン教師の授業力量形成過程)
第2部 授業力量形成における「共同」の重要性と成立条件に関する応用的・実践的研究(共同的研究による教師の授業力量形成;カリキュラム開発を通じた教師の授業力量形成)
授業力量形成モデルと今後の研究課題
著者等紹介
木原俊行[キハラトシユキ]
大阪市立大学大学院文学研究科助教授。1963年、広島県生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程中途退学。大阪大学人間科学部助手、岡山大学教育学部講師・助教授を経て、現職。博士(教育学)。主たる研究領域は授業研究を中心とする教育工学、教育方法学
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