出版社内容情報
子どものつまずきや親の苦悩に思いを馳せ、隣でともに考え続ける実直かつ真摯な姿勢。教科書では学べない臨床の極意がここに。
目次
1 はじめに
2 であう
3 みたて かかわる
4 そだつ
5 ひろげる
6 おわりに
著者等紹介
田中康雄[タナカヤスオ]
医療法人社団倭会こころとそだちのクリニックむすびめ院長。北海道大学名誉教授。児童精神科医。臨床心理士。1958年栃木県生まれ。獨協医科大学医学部卒業。旭川医科大学精神科神経科医員を経て道内の病院精神科勤務、国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所児童・思春期精神保健研究部児童期精神保健研究室室長、北海道大学大学院教育学研究院教授を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
epitaph3
4
【2022年ベスト】2022/03/13
も
3
考え、気づくための芽があちこちにちりばめられていた。玄人の頭のなかを覗き見させてもらう。はっとさそられた一文たちは書き留めた。きっとまた読み返したくなる日が来る。2022/07/19
erie
1
すごく丁寧に向き合っているお医者さん。何でもバシバシ解決しますとか次々学んでレベルアップしますという感じではなく、やっぱりモヤモヤするケースとか、警戒されるケースとか、親と学校と子供の心の行き違いだとか、そういうものを真摯に謙虚に受け止めながら模索していく姿が好ましい。待合室にある子供にウケがいいおもちゃ情報とかも何だか面白くて温かい。しかし1985年生まれで定年ということもなかろう、58年生まれのようだ。2023/07/02
みみこ
0
親も守られなからばならないし、その他の支援者も守られなければならない。それがあってこそ、「この子の育ちのために」を考えられる。2023/10/19
ネイティブ・バイオあざらし
0
信頼のもとでつながりあう。対話こそが精神科医療の芯。じっくりと、噛み締めるように読み進めた。2023/05/02