出版社内容情報
幼少期における養育者との関係など、それぞれの発達ステージにおける重要な他者との関係性の質が、その後の生涯にわたる心理社会的適応や心身の健康に及ぼす影響を包括的に説明するアタッチメント理論。そのグランドセオリーはいかに誕生し、進化を遂げてきたか。創始者ジョン・ボウルビィの足跡から最新の実証研究、臨床応用までを丁寧に解説した最良の入門書。
内容説明
子どもと養育者との関係性(愛着)が人の生涯にもつ意味を包括的に説明するアタッチメント理論。そのエッセンスと拡がりを丁寧に解説する。
目次
アタッチメント理論の中核なるもの
第1部 アタッチメント理論を俯瞰する(アタッチメント理論前史―精神分析理論との関わり;アタッチメント理論の萌芽と基盤の形成;アタッチメント理論の成長と発展)
第2部 アタッチメント研究の知見にふれる(胎児期・乳幼児期におけるアタッチメント;児童期におけるアタッチメント;青年期・成人期におけるアタッチメント ほか)
第3部 アタッチメントを実践に応用する(アタッチメントの病理・問題と臨床実践;虐待・不適切な養育とアタッチメントの未組織化;保育・教育の場におけるアタッチメント)
アタッチメント理論の未来を占う
著者等紹介
遠藤利彦[エンドウトシヒコ]
東京大学大学院教育学研究科教授、同附属発達保育実践政策学センター(Cedep)センター長。東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。博士(心理学)。聖心女子大学文学部講師、九州大学大学院人間環境学研究院助教授、京都大学大学院教育学研究科准教授などを経て現職。専門は発達心理学、感情心理学、進化心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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