出版社内容情報
精神医学における疾患とは、診断とは何か。操作的診断、実証主義全盛の現代における精神病理学の臨床的有用性を改めて示す。
内容説明
操作的診断、エビデンス至上主義は何を見逃しているのか。身体疾患と精神障害の本質的相違とは。心の臨床に不可欠な純粋精神医学の核心がここに。
目次
第1章 精神医学における疾患とは
第2章 精神医学における疾患単位と類型について
第3章 精神医学における類型概念は理念型であること
第4章 精神障害の分類について
第5章 精神医学における診断の意味について
第6章 伝統的精神医学とDSM分類
第7章 精神障害の流行現象とその背景について―うつ病を中心に
第8章 統合失調症とは何か
第9章 内因性うつ病と退行期メランコリー
第10章 司法精神医学1―刑事責任能力鑑定について
第11章 司法精神医学2―詐病、健忘、酩酊犯罪、クレプトマニアについて
著者等紹介
古茶大樹[コチャヒロキ]
1960年生まれ。慶応義塾大学医学部卒業。医学博士。慶応義塾大学精神神経科専任講師を経て、聖マリアンナ医科大学神経精神科教授。専門は精神病理学、老年精神医学、司法精神医学、精神医学史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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