出版社内容情報
絵を描いたり、コラージュ制作をしたり、粘土やさまざまな立体素材を用いて自己表現を行うアートセラピーを基礎から学べる労作。
第1章 アートセラピーとは何か
1.アートセラピーの定義
2.アートセラピーの歴史
第2章 アートセラピーの2つの考え方
1.“治療としてのアート”対“アート心理療法”
2.2つの論争の背景にあるもの
3.統合者としてのアートセラピスト
第3章 アートセラピーのさまざまな治療因子
1.受け容れられる体験
2.健全な自己愛を育む体験
3.サポートされる体験
4.カタルシス
5.コントロールの感覚
6.模倣
7.問題の外在化
8.素材を変えることによる心理的/行動的パターンの変化
9.治療的退行による修正感情体験
10.作品を完成することにより達成感を得、自己評価を高める
11.昇華の達成
12.思考や感情を形にし、整理する
13.気づきと洞察
14.リフレーミングとエンパワーメント
15.統合
16.アセスメントの手段として
第4章 理論的背景
1.なぜ心の病が生じるのか
2.癒しの場としての遊び
3.さまざまな学派のアプローチ
4.心理学統合の試みとしての3重円
第5章 アートセラピーにおける防衛メカニズム
1.心の防衛メカニズム
2.アートセラピーに見られる防衛メカニズム
関 則雄[セキ ノリオ]
J-CAT-C代表、アートセラピスト、日本芸術療法学会認定芸術療法士、日本集団療法学会スーパーバイザー、女子美術大学非常勤講師
目次
第1章 アートセラピーとは何か
第2章 アートセラピーの2つの考え方
第3章 アートセラピーのさまざまな治療因子
第4章 理論的背景
第5章 アートセラピーにおける防衛メカニズム
第6章 素材
第7章 アートセラピーの実際
第8章 病態別アプローチ
著者等紹介
関則雄[セキノリオ]
1951年、東京生まれ。上智大学外国語学部ロシア語学科卒業後、版画(コラグラフ)を中心に制作活動を行なう。ニューヨークのプラット・インスティチュートにてクリエイティブ・アーツ・セラピー学科(大学院)を卒業。ニューヨーク市立キングス・カウンティー・ホスピタル・センターにアートセラピストとして勤務し、精神障害者へのセラピーに携わる。ブルーベリー・スクールでは、虐待による精神障害や発達遅滞などの問題をもつ子どもたちへのセラピーにも携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。